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Dec 22, 2010
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カテゴリ:2010大学選手権
【大学選手権】
 天理大学 101-0 大東文化大学

 天理大が素晴らしいラグビーを見せてくれました!
 点差が開いても集中力が切れることなく、天理らしい基本に忠実なラグビーを貫きました。

 天理のラグビーにネーミングをつけるなら“切るラグビー”。全員がスピードを落とさずスペースに走りこめるのは強み。もちろん看板のハベア、バイフ両センターの活躍もありますが依存するのではなく、むしろ他の選手が彼らの良さを引き出しているように見えました。

 大学では唯一「ラインで攻められる」チーム。もしや八ッ橋イズム!?
 バックス陣のボールのもらい方、それと以前も書きましたがラインブレイクした時の上りの速さ。この二点がチーム単位で刷り込まれています。

 10番立川君はボールの受け方が絶妙。度胸もありますし、いい選手ですね。FWでは8番山路君のレッグドライブが光りました。相手ディフェンスが揃っていても、スペースをこじ開けられる力を持っています。その他の選手もサボらないし、勤勉な選手ばかり。

 二点、気になるところがありました。

 一つは、キックに対するゲームメイク。ロングキッカーがいないことを考えると、自陣からもある程度ボールを継続しながらゲームを作っていく必要があります。アタックではセンター陣の戻りのスピード、ディフェンスではボールをグラウンド中央に運ばれた後のセットの速さを意識する必要があるかもしれません。他のプレーがものすごく勤勉なこともありますが、キックに対するリアクションだけは早いとは言えない。

 もう一つ、ディフェンスも整備されていますが、13番バイフが詰めるディフェンスを好んでいるのに対し、WTBは待って外でカウントを合わせようとしています。あそこはペケザットのような簡単な裏を通すサインでギャップができてしまう可能性がある。バイフが詰めたら、全員が詰めに切り替えて、FBとブラインドWTBが振り子のように動くか、我慢して外でカウントを合わせるか。どちらかだと思います。

 大東大は相手の攻めをまともに受けてしまいました。あのテンポでボールを動かされると、やはり立ち遅れてしまいます。用意したゲームプランが出せなかったのでは。「どのくらいやられるか、どこまではやられていいか」の読みに誤差があったのかもしれません。

 試合では、プランに自分達を近づけていく必要があります。「プランを遂行する」には、いくつかの壁を越えなければならないことを改めて感じました。基本と組織、その両面の差が出た一戦でした。





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Last updated  Dec 22, 2010 05:16:12 PM


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