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カテゴリ:トップリーグ2010-2011
ん~、すっごい試合でしたね!
トップリーグ2010-2011ファイナルはサントリーサンゴリアス 23VS28 三洋電機ワイルドナイツ、三洋の優勝で幕を閉じました。三洋は円熟期ですね。経験と新しい力が融合されたゲームマネジメント。敗れはしましたが、サントリーのラスト10分の追い上げもすごかったですし、本当に素晴らしい試合でした。 ディフェンスはほとんどのフェーズで完全に閉じられ、サイドタックルが存在しないような時間帯が長く続きました。常にボールには4~6個の手が絡みつき、アタックはそこに首を突っ込み続ける勇気と忍耐力が求められる世界。最高ですね。 三洋はブレイクダウンで非常に厳しいファイトを仕掛けました。サントリーのブレイクダウンへの寄りも速かった。「圧力がかかっているかを感じ、ゲインに還元させられるかどうか」に少し差があったように思います。でも、ホント見ごたえありました。 試合のキモはズバリ、後半敵陣のペナルティを三洋SH田中選手が躊躇なくタップキックした場面ではないでしょうか。ハーフタイムでの意思統一があったかと思いますが、あれで「攻め勝つ」というベクトルが整ったように感じました。一瞬の出来事でしたが、僕にはそう感じました。 あとはお互い違う形でプレッシャーをかけ続けましたが、それを三洋は徹底できたし、逆にサントリーがプレッシャーをかけたいところを三洋が潰したことが大きかったです。テリトリー、ポゼッション、スコア、判断、精度、テンポ・・様々なプレッシャーのかけ方があると思います。それを可能にしたのが、三洋はフロント5の粘りというか仕事の幅でしょう。あのレンジあってこそのトータルラグビーだと改めて痛感しました。 昨年のファイナルでは究極のフィジカルのぶつかり合い。今年はそこに判断、精度、といった経験値が上乗せされたように思います。年を重ねるごとに、確実にトップリーグは進化していますね。本当に選手達に感謝です。勇気と叡知の詰まったゲームをありがとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 30, 2011 10:53:55 PM
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