野澤武史のラグビーモチベーター！！

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  日帰りで、札幌～

  　昨日は日帰りで北海道に出張でした。　涼しいかと思いきや・・・札幌は結構蒸し暑かったです。　帰りの空港で飲んだ一杯の生ビール。うまいんだな、これが！（和久井映見っぽく）。僕もええおっちゃんになってきました。　それと、お土産にいただいた“とうきび”。６本頂いたのですが、結構な重量でした。　ということで、昨日は出ずっぱりで試合のＤＶＤなどは見られず。ここからは限られた時間の使い方をどうするか？というのが自分の課題になりそうです。　今月号のラグビーマガジンの「スキルアップ講座」で、慶応の夏合宿の様子を取り上げていただきました！ぜひ、ご覧になってください。　写真でボールを持つのは夏の新人賞、宮沢君。タックルするのは朝の一発芸が冴える“耐えるタイトヘッド”増山君です。

  Aug 31, 2011

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  tokyo

  　みなさん、またまたお久しぶりです。　夏合宿が終わり、昨日の夜中に帰ってきました。東京は少し暑さが楽になったように感じます。東京のサラリーマンは徒歩のスピードが速いですね（笑）。中にいるときは気付かないことも、少し距離を置いて眺めてみると気付くことがあります。　さて、菅平では苦しい試合の連続でした。結果が出ず、モヤモヤした気持ちです。一方ですごくいい宿題を菅平でいただいて帰ってきた気持ちもあります。チームに携わる全員がベクトルを自分に向ける必要があります。僕も自分の無力さに腹が立っていましたが、それだけでは何も変わらない。　うまくいかない時は基本のどこかが崩れているので、そこを正しい場所に戻すこと。それがスタートだと思います。今思うと、心に隙がありました。例えばグラウンドに入るとき、出るとき、一礼が徹底できていなかった。グラウンドは僕たちが唯一成長できる場所にもかかわらず、それを大切にできなかったし、それを指摘できなかった。そういう綻びを正していくことだと思います。　人は「分かっているのだけれど、指摘されたくないこと」から、わざと遠ざかることがあります。専門用語で「ガード」と言うそうです。そういったことを「耳障りなこと」で終わらせてしまうか、「これからの俺たちの強化ポイントだ」と受け入れられるか、でその後の状況は起きく変わりますよね。後者だけに優勝する資格があるように思います。　困難な状況に明るく立ち向かい、寄り添い、打破していきます。ですので、みなさん、今年の慶応ラグビーの応援よろしくです！！今週末からジュニア選手権が開幕、そして来週末から対抗戦が始まります！

  Aug 29, 2011

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  帝京戦

  　こんばんは。　昨日行われました帝京大学との試合はAチーム同士が7－7という結果でした。勝ち切れなかったことを悔しく思います。その一方で夏から取り組んできたことが形となって発揮された部分もあり、非常に収穫の多いゲームでした。　夏の初戦、慣れない高地・・・難しい環境の中で選手が体を張って戦ってくれました。特に前半ゴール前に釘づけにされながら、相手の攻撃を凌げたことは大きかったです。Bチームは随所にいいつなぎがあったものの15－31で敗れました。チームの約束事がしんどい場面でも守れれば、全く違う結果になると思います。　（スクラムで勝ち切れなかったフロントローメンバーは翌日6時から早出！頭が下がります。秋にはきっと最高のスクラムを組んでくれるでしょう）　自分としては、選手がどこでパニックになっているか、どこで慶應の目指すラグビーが途切れているか、を大切にしています。やっぱりそこが日々の練習で自分が作れていないシチュエーションだと思うからです。　毎日ミーティングを行っていますが、選手がどんどんタフになっていることを感じます。コメントがタフになっています。みんながしんどいことを約束し、それに挑戦する。素晴らしいこと！あとはそれを楽しめたら言うことなし！というか、コーチ失業します（笑）。　多くの方のサポートがあって、このチームがラグビーを楽しむことができている。もちろん僕もその一人。その感謝を毎日忘れず噛みしめて、明日も全開で頑張ります！！

  Aug 21, 2011

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  今年も菅平

  　菅平です。　シニアチームはゾンタックさんにお世話になります。学生の時以来だから・・・１０年振りか。写真の奥に見えるペンションに宿泊。最高の環境です。　菅平はゲーム中心の合宿です。山中湖で積み上げてきた練習の成果を発揮することと、開幕へ向けてシニアチームのメンバーの選別が主な目的になります。　とても涼しく、長袖で十分。この地で多くの選手が開花してくれると思います。明日は帝京大学とシニアチームがゲームです。また、時間のある時に更新します！

  Aug 19, 2011

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  ただいま！

  　お久しぶりです！　山中湖合宿が終わり、帰京しました。山中湖にいるときは望郷の念に駆られましたが、帰ってきてみると・・・猛暑モウショですね。全然熟睡できませんでした。それに比べると山中湖はカラッとしていて過ごしやすかった～。朝晩は結構冷えました。ここから慶応は菅平に上ります。練習試合とトライ＆エラーの１０日間になります。　（２００ｍを一気に駆け上がれる坂道。フロントロウは二度と見たくない！？）　僕はシニアチームを担当していますが、大きな怪我人が少なく、逆に春怪我をしたメンバーが戻ってきてスターティング争いが激しくなってきました。選手にはタフな練習にチャレンジしてもらいましたが、練習に取り組む姿勢が素晴らしかった！怪我人があまり出なかったことが集中力の高さを物語っています。正直、僕が現役の頃の倍は練習してます。　コーチングスタッフルームはパソコンが使えたり、プリンターが設置してあったりと、とても快適でした。ご飯も昔と比べ、味・量ともに充実していましたし、朝は学生の一発芸（「プロテイン会」と言う組織の）で、心地よくスタートすることができました（笑）。　（天気がいいと富士山が姿を現します）　僕はと言うと、選手にものすごく助けられた合宿でした。選手たちが自主的に資料を作って練習前にミーティングしてくれたり、「あの練習はこうこうした方がいいんじゃないですか」といったサジェッションをもらったり。たまに自分の力不足に途方に暮れるときもありますが、本当に助けられています。批判ではなく、カイゼンがチームを強くします。　ここからチームのまとまりは加速して、どんどん良くなっていくと思います。菅平合宿は明日から、初戦の帝京戦まであと二日、ジュニア選手権初戦まであと二週間、対抗戦開幕まであと三週間です！ぜひ、応援よろしくお願いします！！

  Aug 18, 2011

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  魂の宿る場所で

  　皆さん、お久しぶりです！　慶大山中湖合宿のため、更新が滞ってしまいました。すみません。山中湖は気温も涼しく、毎日密度の濃～い練習ができています。週末は社会人コーチの方々が集まり、本当に熱い練習ができています。「育てるのは上手い選手ではなく、人間力」とおっしゃった大久保直弥さんの言葉の意味が少しずつ分かってきた気がします。毎日、学生から僕が教えられていますよ！ではまた！　ここが聖地・山中山荘。　魂の宿る“上のグラウンド”。　シニアチームが主にトレーニングする“下のグラウンド”。

  Aug 8, 2011

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  恩師と！

  　竹橋。いつもと違う出口から上がってみました。皇居は朝からランナーがいっぱい。同じ場所でも、たまに違う角度から見ると別の場所に来ているようです。案外、心地いい。　さて、昨日は恩師の渡瀬さんにお食事に連れて行っていただきました。渡瀬さんは高校時代の監督で大学時代のコーチ。何か自分の中で迷っていることがあるとお会いして、いつもヒントをいただきます。　「指導者とは生き様を教える役目。それはSpiritでなくSoul、生きている魂のこと」。心を打たれました。　渡瀬さんが高校の監督をされたのが34歳の時。大学の監督は38歳の時とのこと。最近感じることですが、30代の1年は今までの10年分くらい一気に経験値が増していくように思います。まだまだ体力もありますし、ここで踏ん張った分が将来に活きるのかな。僕もかっこいい大人になれるように頑張ります、渡瀬さんごちそう様でした！　赤坂見附の串揚げ屋さんにて！モロヘイヤ、美味し！！

  Aug 3, 2011

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  冷え性対策！？

  　丸の内のオアゾ、の中にある丸善さん。最近一番よくいく書店さんです。大きいのに読みたい本が探しやすいですよ。　この2日間は涼しかった東京ですが、今日からまた暑さがぶり返しそう。僕は暑がり、汗っかきなので冷たい物をがぶ飲み、薄着で布団はかけず、冷房ガンガン体に当てています。それでも汗かくのですが、本人が気付かないうちにお腹が冷えていたりするものです。　そこで！半身浴して5本指ソックス履いて寝るようにしています。それでなのか分かりませんが3.5キロの減量に成功！いよいよ現役の体重を越える時が来てしまうのか…と思っていただけにうれしい限り。暑い夏ですが、案外体には冷えが入っているのかもしれませんよ。　さて！　今日はまとまりのない日記ですが、コミュニケーションの手段として「共通項を探す」という方法があります。「〇〇はこうだ！」と、声高に叫んでも案外受け手にとっては「？？？」な時ってありませんか？そんな時は「みんなの言う△△は、突き詰めれば〇〇と同じことだよね」と言った方が圧倒的に受け手にとって距離感がつかめると思うのです。　不思議なもので、人間って自分の意見が否定されると、自分が否定されたように感じてしまうのです。まず、そうじゃないんだよ～って相手に伝える、そして相手の中に自分の言いたいことと似ていることがないかを探す。人は得てして自分の言葉に変換して、何かスパイスを加えようとしてしまうものです。簡単なことで人とのコミュニケーションは、傷ついたりくっついたりするから不思議です。

  Aug 2, 2011

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  本ご紹介！

  　今日は久しぶりに本のご紹介です。　『経営戦略の教科書』（遠藤功著、光文社新書）　経営戦略の基本がドサッと詰め込まれた一冊。新書ですので、それぞれが徹底的に掘り下げられているわけではありませんが、非常にテンポよくまとめられています。約800円でこのクオリティ、自分の知識を確認するにも便利、手元に置いておきたい一冊です。　『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』（安宅和人著、英治出版）　一回読んだだけでは頭に入らず、今二回目を読み直しています。問題をよりスピーディにより正確に解決するためのヒントが満載。「一生懸命頑張る」ではタイムアップになってしまいませんか？というのがスタートライン。ラグビーに応用できることも多々。　『コーチング入門』（本間正人著、日本経済新聞社）　入門とうたっていますが、勉強になることが非常に多かった。結局は入門を完ぺきにやれるのか、どうかが、クオリティの分かれ目なのかもしれません。コーチングは実際学んでみるとものすごく奥が深いし、実践するのが難しい！　今回は新書が二冊とビジネス本が一冊。今読んでいるのも新書。あまりの新刊数にしばらく新書コーナーからフェードアウトしていましたが、内容の濃い本が増えているように思います。さすが、この競争を勝ち抜いてきた本たち！逆にビジネス書は物腰柔らかくすらっと読めるものが多いですが、心に残るという本は少ないかもしれません。

  Aug 1, 2011

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  ニュージーランド－南アフリカ“死の谷”

  　昨日はトライネーションズ第２戦「ニュージーランドーオーストラリア」の解説をさせていただきました。実況は矢野さん、解説は村田亙さんとのＷ解説でした。　結果は４０－７、南アフリカはキャプテン、ジョン・スミットの１トライだけに抑えられました。ワールドカップを直前に控え、レギュラー組をいわば温存している南アフリカ。これが本戦でどう出るでしょう。　亙さんと「本戦前は、絶好調の方がいいのか、それともバラバラでどん底の方がいいのか」という話題で盛り上がりました。大会に入るまではチーム内はガタガタ、選手も首脳陣もお互いの批判を繰り返し、サポーターもブーイングの嵐。本国のメディアも連日ネガティブなニュースを流す。　でも、こういう状況の方が、腹をくくって勝つことに集中できるのでは。一方、ずっとうまく和気あいあいと進んだチームは何か大きなものが抜け落ちていることもある。首脳陣としてはずっとうまくいって勝って終わる、に越したことないのですが（笑）、経営戦略で言う「死の谷」の存在がＶ字回復には必要不可欠なものであることも、また真実のように思います。　来週はニュージーランド－オーストラリア、ここでだいたいの力関係が分かるのではないでしょうか。４年間頑張ってきた選手達が、怪我なく元気な姿でピッチに立てることを祈ってしまいます。

  Jul 31, 2011

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  もうすぐ夏合宿

  　木、金と静岡、名古屋にいました。　改装中の東京駅。　いよいよ来週から夏合宿スタートです。　ｓｈａｒｅｄ　ｖａｌｕｅという言葉があります。価値観を共有すること。２週間という長い時間をかけて、こういうことを作っていきます。　外の世界と隔絶された合宿所で過ごす２週間は、一つのことを突き詰めるのには最高の環境。最後は基本プレーの精度、臨機応変さ、そして（ノムさんの言葉を借りれば）無形の力を発揮したチームが勝利を手にすると思います。大事なのは土台。どれだけ頑強な土台を築けるかでしょう。　それと、今日放送のトライネーションズ「ニュージーランド－南アフリカ」の解説をさせていただきます。みなさん、一緒に盛り上がりましょう！

  Jul 30, 2011

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  「ナイス」を合わせる

  　昨日は大学のコーチミーティングがありました。現在、慶応大学にはシニア、ジュニア、ストレングス、コンディショニングと多くのコーチがおりますで、まずは役割に応じで少人数のミーティングを実施し、そこで出た結論や問題点、今後の展望について、全体で話し合いました。　春は週末に招待試合が多く、コーチ全員が集まる時間がほとんどありませんでした。このオフ期間は、そういった意味でコーチ陣にとって大切な時間です。仕事も年代もバラバラ、環境もバラバラ。でも、慶応というチームに熱い気持ちがある。そのベクトルを合わせるのが、監督とヘッドコーチの役目。それがないと、選手も不安になってしまいますよね。　言い換えれば「ナイス！」の共有です。　いいプレーの基準を合わせていく。どのプレーにみんなが拍手を送るのか、どのプレーに怒るのか。他チームと試合をしていると「ここでこのチーム、沸くんだ～」と、驚くことがあります。そこが、選手、スタッフ全員で共有できている。これは強いチームの条件の一つです。　ミーティングの後は、「飯会」！　近くの居酒屋さんで飲んで、食って・・・。やっぱりコミュニケーションの第一歩は、沢山話すことでしょう。写真中央は岡田コーチ。ラインアウトのスペシャリストですが、高校時代はＳＯだったそうです。こんなことも一緒に飲まないと分からないこと！

  Jul 28, 2011

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  博多便り

  　福岡は博多に行っていました。　この時期はとてつもなく暑いのかなと思っていたのですが、そうでもなかったです。カラッとしていました。月、火と博多に滞在しましたが、食べたものすべて美味しかった！やっぱり博多は魚です。これは関東の人からすると、あまりイメージがないのではないでしょうか。　会社の出張でしたが、今回も素晴らしい出会いがありました。自分の置かれている環境が変わって、沢山の方に出会い、知らない街を訪れる機会が増えました。むっちゃエキサイティングです！　新しい気付も沢山ありました。ガツーンて。やっぱり自分は子供やなあと思います。分かっていたことですが（笑）。まだまだ本当の意味での人生の経験が少ない。もう、そこは努力していくしかないです。経験は「これをしよう」と思ってできることではないので。　その少ない経験で分かってきたのは、自分に嘘をつくことと人をねたむこと。これはダメですね、自分が苦しくなるし、まわりにも迷惑をかけちゃう。そう分かっていても、人からよく見られたいものですが。信頼や感謝はおそらく双方向性のもので、信頼する、される。感謝する、されるというふうに、一対になっているのです。　ってことに気付きました。最後は、極限状況でどう行動できるか、でしょう。僕はぶっとい人間になりたいし、そういう人を育てていけたらいいな～って思います。成功の中にも失敗の中にも、沢山のチャンスが埋まっていますね。ホントそう思います。

  Jul 27, 2011

• トライネーションズ、オーストラリアー南アフリカ

  【トライネーションズ】オーストラリア39ー20南アフリカ2011トライネーションズが開幕。第1戦はレッズ優勝で勢いに乗るオーストラリアと、今回もW杯前に主軸を休ませて来た南アフリカの対戦です。オーストラリアはロビーディーンズを監督として迎え入れ、最もオーガナイズされたチームになってしまいました。ラグビーはつくづく指導者で変わりますね。ランナーが多く、ディフェンスとしては非常に的が絞りにくいアタックです。ショートサイドを意識的に攻め、重たいFWとのミスマッチをうまく突き、効果的にゲインを切りました。中盤ラインアウトから迷わずキックを挙げた南アフリカ、そのボールをキャッチし、迷わず外に展開したオーストラリア。お互いの“らしさ”の見えた攻防は見応えがありましたが、南アフリカはオーガナイズに欠けました。見切りの悪さは、ボールキャリアのスキルとチームの決め事で解消できるはずです。あとは大きなFWを前にだすファーストフェイズの仕掛けが整えば滑車が回り始めるかもしれません。ただ、自陣から積極的にアタックしていましたが、それはどうだったのでしょう。しっかりテリトリーを取ってディフェンスでプレッシャーをかける必要があるかもしれません。あれだけのサイズの選手たちです、アンストラクチャの戦いには不向きです。自分たちの強みを出せるか、が次戦ニュージーランド戦への課題でしょうか。僕としては、センタークラッシュから、あの凄まじいハンマーでバッカンバッカンとフィジカルゲームを挑む南アフリカが見たいなあ！それが一番シンプルで迫力あると思いませんか？？

  Jul 25, 2011

• タックルスキル、テストマッチＮＺ－ＦＩＪＩ

  　さて、先日の「リクエストが多かった」コーナー第２弾！　タックルスキル。タックルスキルでは失敗する傾向として二つのことが挙げられると思います。一つは頭が下がってしまうこと、もう一つは踏み込み足が遠くなって、手で行ってしまうこと。　この二つを改善するだけでもタックル成功率はかなり向上するのではないでしょうか。そのために、ハンズアップして、タックルの時に手を伸ばすのではなく、踏み込みで相手と間合いを詰める癖をつけることをオススメします。　後は、先日の上田さんのセッションでもありましたが、硬いものに当たってしっかり肩を作ること。「重さと広さ」がタックルを難しくさせる要因だと思います。そこにストレスのかかったトレーニングを反復することで恐怖を克服していくのがいいのではないでしょうか。【テストマッチ】　ニュージーランド　６０－１４　フィジー　いよいよ南半球テストマッチシーズンの幕開け！ニュージーランドの初戦はフィジーを圧倒しました！ターンオーバーからキック、そのブレイクダウンをめくり返して、再びキック、そのボールを抑えてのトライ。今年も「グラウンド全てが得点エリア」であることには変わりないようです！！　キックの使い方の巧みさ、そしてディフェンス時のブレイクダウンへのファイト。チームとしての完成度はこれかでしょうが、自国開催のワールドカップはやはり大本命。これからが楽しみです。　ブレイクダウンでは、相手の首を取りつつ、逆手で膝から下（足首）を狩りに行きます。頭が下がると重心位置が前方に移動しますので、ジャッカルに入ったプレーヤーとしてはバランスを崩しやすい。日本国内で言うと三洋の選手はこういったスキルがすごく上手いと思います（堀江選手とか）。　大学生にも応用できるかな？ただ、こういうプレーは形だけになってしまってはダメ。最初のブローの激しさを併せ持つことが肝心で難しいところです。やっぱ、相手にとって“痛く”ないと、いくらでも絡んできますもんね。

  Jul 24, 2011

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  ブレイクダウンについて！

  　まさかの～・・・長袖！　朝起きた時、凍えそうだったのは私だけでしょうか。ジョギングしていても快適だなあ。４月中旬か１０月下旬といった感じです。３２年間で一番涼しい７月下旬かな。みなさん、夏風邪には気を付けましょう！　さて、今回高校ラグビー部で指導に当たらせていただいて、一番多かった質問は「ブレイクダウンスキルをどうすればいいか」という質問でした。アライバルプレーヤーの速さ、低さを意識しているチームが多かったですが、まず、考えるべきはアタックでいかにゲインするかです。ゲインラインを越えるか超えないかがブレイクダウンの優劣を決める最大の要因だと思います。ですので、アタックの形はとても大事。　ブレイクダウンはボールキャリアとアライバルプレーヤーの分かれます。ボールキャリアはスペースに仕掛け食い込むこと。それ以外の選手はディフェンダーにとってパスを受けたら怖い場所にいる、走り込むことで、ボールキャリアにより簡単な１対１のシチュエーションを作ってあげる必要があります。　アライバルプレーヤーは、まずは人数。人数を揃えることで大方の問題（ターンオーバー）をクリアできると思います。その選手たちがどれだけの速度で、どこに首を突っ込めるか、でその後のボールクオリティが変わってきます。　僕であれば「もう一つなぎ」を目指します。優れたランナーが沢山いて、バンバンラインブレイクしてくれるのなら話は別ですが「１人目でダメなら２人目でラインブレイクする」。それが難しいようでしたら、ハンマー。そんな感じです。「ボールが地面に置かれている時間＝悪」ととらえて、テンポを高めブレイクダウンを重ねるたびに相手を切っていければ理想ではないでしょうか。　次回は、タックルスキルの話を！　最近僕が感銘を受けた言葉です。　杉作Ｊ太郎さんは、フラれても「これは連ドラの第２話なんだ！」と思うそうです。　最後はハッピーエンドで終わるラブコメディも、第２話や３話では主人公同士が喧嘩をしたり、仲が悪かったり。最初から終わりまでハッピーエンドのドラマなどないのです。ですから、現状がうまくいっていない時は「ああ、今は２話目くらいなんだな・・・」と思うそうです。　なんと打たれ強い！！　こういう思考法もあるんだなあ～！！

  Jul 22, 2011

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  最近思うこと。。

  　大学ラグビー部がオフに入ったこの１ヶ月、ご縁あっていくつかの高校ラグビー部の練習に参加させていただきました。毎回、スポットで指導に当たると自分の勉強になり、新しい気付きを得ることができます。教えると教えられるは、まさに表裏です。　（大船観音様。デカいです。）　そこで強く感じたことは、指導者の方の情熱です。「あの子たちのために」と言う情熱が溢れている！アフターマッチファンクション（練習会後の晩飯！）では「アイツ、最初はどうなるかと思ったんだよ～」「あいつらは本気で勝とうとしてるんだよ～」「あいつは絶対面白いプレーヤーになるよ」とお話しされている時の先生方の表情！それを見るのが、スポットコーチをした時の、僕の何よりの楽しみになっています。　（高崎駅。東京から案外近いです。）　神戸製鋼の苑田さんの受け売りですが、指導者は選手以上の情熱をもって毎日グラウンドに立つこと。これがコーチとしての最低条件ではないでしょうか。グラウンドに立つ２時間のために、どれだけの仕込みをできるか。　組織とは結局は人間ですから、僕は簡単に結論を出したくないし、沢山悩みたい。一気に沸点に達する情熱もあれば、どんなに消そうとしても決して消えない小さな情熱もある。　コーチングの本を読んでいると相手に答えを考えさせるといった、　　ｈｏｗ　ｔｏ論が多く並んでいることに気が付きます。これは果たして正しいのでしょうか。高校の先生方はストレートです。厳しいこともズバズバ言う。でも、それを聞いている選手の眼は大概輝いている。口先だけの言葉は、簡単に見透かされてしまうはずです。　お互いの情熱が相手に届き、長い停滞期間を経て一瞬だけ、とんでもない輝きを見せる。それがコーチングであるように思います。新米コーチ、ここから飛躍します！！

  Jul 21, 2011

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  指導者講習会！

  　日曜日に慶応ラグビー指導者講習会が行われました。　中村ドクターによる脳震盪への対応についてご説明をいただき、グラウンドでは上田さんがタックルスキル、志木高赤山先生がパスについて、ブレイクダウンについて僕が基本動作についてのディスカッションを行いました。　上田さん。日焼けして真っ黒です。　赤山先生のパスセッション。赤山先生は啓光学園出身、３連覇を経験した黄金世代です。　コンタクトスキル。体を縦に使い続けるために、体を戻し入れ、何度でもファイトすることの重要性についてお話しさせていただきました。　もちろん、各グレードが独自にチームを作る。その中で、基本的な考え方をリンクさせていくことができれば、付属校の強みになるはずです。ラグビーに正解はないと思いますので、指導者も切磋琢磨しながら成長していくことが大切だと思います。　大変、刺激的な一日でした。

  Jul 18, 2011

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  ラグビーキャラバン！

  　専大松戸高校で約1時間のショートセッションをさせていただきました。　ご縁あって専大松戸高校でのコーチングはこれで3回目。以前は神戸製鋼時代のチャリティオークションの「一日コーチ券」でお邪魔させていただきました。その時はすごい砂嵐で前も見えず・・・。あれから数年、グラウンドは人工芝になっていました。　ごあいさつ。　タックルスキル。踏み込みを。　リクエストのモールセッション。首の抜き方、腕の使い方を。やっぱりモールを教えるのが一番好きですね。暑い中、選手、コーチの皆さんありがとうございました！

  Jul 17, 2011

• ジャパン優勝！

  　木曜、金曜と京都に出張に行っていました。ちょうど今週末が祇園祭だったこともあってか、すごい人でした。「今日がヨイのヨイのヤマやな」とか、会う方会う方、みなさんおっしゃっていました。７月１６日を宵山と呼んで、そこからそう数えていくみたいです。よしたかさん、次は接待してくださいネ！　さてさて、ジャパンがフィジーを下し、パシフィックネーションズカップで初優勝を飾りました！！これはすごいことです！！ワールドカップに向けて弾みがつきます。この試合光ったのはＳＨ日和佐選手。９番からのシェイプでのゲームの組み立ては完璧。ムチャクチャ上手かったです。１０番が本戦で誰になるか、ですが９番のシェイプを上手く使ったポジショニングができると、楽しみの幅が広がりますね。　この試合でよかったのは１ｓｔフェーズのアタックでゲインを切り続けたことです。そこからいいアタックのリズムが生まれたと思います。こうした１次、２次でいかに勝つか、ということはすごく大切。あとは１０番から闇雲に長いパスを使わなかったこともいい組み立てでした。最後はひやっとさせられましたが・・！　ＢＫはスターティングメンバーとバックアップメンバーの差がほとんどないように思います。ここにアリシが加わるでしょうから、どんなメンバー構成でいくのでしょう。楽しみです。ＦＷはだいぶメンバーが見えてきましたね。　タックルは高く行って外されていましたが、高い低いではなく、踏み込み足の距離の問題だと思います。低くても飛び込んでしまうタックルもありますから。相手と状態が密着できるかどうか。更には倒して相手の上に乗っかれれば理想的です。ディフェンスをアタックの起点と考えるレベルまで突き詰めてほしいです。　フィジーは退場２人、エイローカードが３人と、地元の試合にもかかわらずディシプリンを失ってしまいました。前半のゲームの入りは素晴らしいラグビーを見せてくれていただけに残念です。　ワールドカップに向けてはここからが本当の戦いなのかもしれません。世界上位チームはここからトライネーションズをこなすわけですからすごい日程です。本当にタフ。いやあ、開幕が待ち遠しいですね！

  Jul 16, 2011

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  終わり、そしてはじまり。

  ]　昨日はギロッポンにいました。　さて、大学は一週間の完全オフを経てフィジカルウィークが始まりました。学生ですので、まずは試験を頑張る。今年は震災の影響で、試験期間が少し後ろにずれているようです。全体練習のないこの時期の過ごし方が非常に大切です。　昨日は全体でミーティング。春の総括と今後について監督、フィジカルコーチからお話がありました。春シーズン、持ち上げたスクワット総重量は１４０トン！走行距離４００キロ！首振り８０分！だそうです。何事も継続ですね。　学生は夏で大きく変わります。自分と向き合い、ライバルと向き合い、人間的に大きく成長する時期です。夏を経て顔つきが変わってくる。指導者としては一番の楽しみかもしれません。　僕としては、まず、深刻な怪我をゼロに抑える！これが最低限の目標。自分もそうでしたが、主力が疲れて夏合宿終ったくらいに怪我、そのままシーズンインして慶明戦くらいからようやくメンバーが揃う・・ということが多々ありますので。　いろいろ勉強して、いい準備をもって夏合宿を迎えますよ！

  Jul 13, 2011

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  ご紹介！！

  　本のご紹介を。　『指導力』（松瀬学著、光文社新書）　清宮さんと春口さんの対談を中心とした一冊。清宮さんが早稲田の監督を辞める時の本ですので、新刊ではありません。外苑前の本屋さんに置いてあったので購入。自分も大学ラグビーに携わる人間として、興味深く読むことができました。やっぱり大学ラグビーは人間教育の場で、かつ、学生にとって人生で最も熱い一瞬でもある。指導者にはそれを預かる覚悟がいると改めて感じました。春口さんの「教育者からすると、学生は弟子ではなく教え子だから、いつか越えてもらっていいの」という言葉、いいですね。僕自身大学ラグビーでは完全燃焼できなかった悔しさがあります。３２歳になって「あの時、こうしていれば…」みたいなことが沢山あります。もっと年取ったらもっと出てくるかも。２２歳の自分に会いたいですわ。　『プロ野球二軍監督』（赤坂栄一著、講談社）　タイトル通り、プロ野球の二軍監督を追った一冊。僕はこう見えて、野球が好きなんです。それで神戸製鋼の時は２軍選手みたいなものでしたから、何となく手に取って購入しました。ポジションをたらい回しにされながらも生き残りをかける選手、大物として入団し、２軍で新たな境地を切り拓く若者。その陰には、指導者の存在があります。僕は引退してから３年がたちますが、ようやく現役の頃の自分を総括できるようになりました。「もっと、こうしていれば」って・・って、おい！さっきと同じ感想やんけ！すごく楽しく読めましたヨ。　『コーチングマネジメント』（伊藤守著、ディスカヴァー）　最近は沢山コーチングの本を読んでいます。最近読んだ中では一番納得させられました。せっかくラグビーの指導も仕事もできる環境にあるので、「コーチング」というものを学んでみようかなと思いっています、どこその野球部の女子マネージャーのように・・・。世の中のコーチングは教えるのではなく、質問し、リクエストし、相手から答えを導き出す存在のようです。結局その人の中から出てきたものって強いですから。ホント毎日が勉強です。人間って面白いですねえ。年々好きになるわ、人間と・・自分が（笑）！！

  Jul 12, 2011

• ジャパン勝利！！

  　みなさ～ん、お元気ですか？？　朝からの猛暑、僕は会社に着くなりインナーのシャツを取り換えています。今日はなるべく外出したくないなあ。まだ7月上旬ですからね、今年の夏はきつそうです。【パシフィックネーションズ】　ジャパン　２８－２７　トンガ　ジャパンがトンガ相手に薄氷の勝利！この時期、ワールドカップでも対戦する相手に勝っておくことは重要でしょう。解説の坂田さんもおっしゃっていましたが、この時期に勝って反省できるの時間は貴重です。対戦相手に比べ、コンディショニングの良さを感じました。フィジカル（パワー）で持って行かれるシーンが少ない。首脳陣と選手との間でいい関係が構築されてきていることを感じますね。　三洋、サントリーの選手の基本プレーの高さが際立っています。三洋出身ではアイブス、コリーら強い選手が、少しでも相手の真芯を避けてコンタクトしようと努めています。サントリーはフロントローの二人の献身的な動きが光りました。ポイントに全速力で到達しようとしていた畠山選手。スクラムを押してあの運動量はすごい！ＦＷにリンクプレーヤーがいないですから、全員でリアクションスピードを上げていくことが大切です。　あと、この試合でよかったのは1ｓｔ　ｐｈａｓｅでのゲイン。セットプレーが安定し、最初に前進できたことで、試合全体を有利に進めることができたと思います。　トンガは、キックカウンターは怖さがあります。整備されていませんが、やはり個人で走りきれる選手が何人もいる。本戦でも、不用意なキックは禁物でしょう。あとはバテですね。彼らをいかにバテさせるか。ラスト20分で彼らを1トライに抑えるまで、バテさせる。ジャパンのモールでのアタックが予想以上に効いていたように見えました。　自分たちのディフェンスする体力を残しつつ、彼らが膝に手を突くような展開に持ち込む。テンポを高め、短いパスで小さくゲインを切れば、ペナルティを犯すか、ディフェンスにギャップが開いてくるのでは。あとは我慢比べでしょうか。逆にジャパンはＳＯからの長いパスのアタックは相手に間合いを詰める隙を与えてしまうので怖いかな。ワイドラインで外にボールを運ぶより、内側をえぐっていくアタックが有効かもしれません。　9月、10月のニュージーランドはどのくらいの気候なのでしょう。厳しい気候はジャパンに味方するように思います。

  Jul 11, 2011

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  ファイナル！その醍醐味

  　昨日はひさびさ、お台場へ！　スーパー１５決勝「レッズ―クルセイダーズ」の試合を解説させていただきました。１８－１３、ついについにレッズが優勝を手にしました！！いや～、すっごい試合でした！　清宮さんの言葉を借りれば、これぞ「ファイナルラグビー」という感じ。前半から飛ばすレッズを見て「途中で切れるかな？」と思いましたが、最後まで集中力は切れず。優勝への執念、地元サポーターの声援が力になったのは間違いありません。ファイナルでは、覚悟を持って仕掛けなければ勝てない。いい勉強になりました。　後半開始早々、クルセイダーズＣＴＢがラインブレイク、オフロードパスをサポートしたＷＴＢがノックオンした場面がありましたが「これは嫌なミスだな」と感じました。というのも、あれはファイナルでするミスではなかった。　ＣＴＢが千載一遇のチャンスと感じているならば、無理に放らず立っているか、裏に蹴ることもできたはずです。サポートしたＷＴＢも“取ることだけ”に徹していれば、自分が倒れてでも取れたボールでした。自分が走り切ろうとして起こったノックオンに見えたのです。何かスキを感じたミスでした。　対してレッズキャプテン、ホーウィルの献身的なセービング。「俺がボール取るから、あとはよろしく！」と、キャプションをつけたくなるような（笑）、素晴らしいプレーを連発していました。つまり、「この試合にどれだけかけられるか」「かけられる布石、時間を作ってきたか」が、ファイナルには表れるのではないでしょうか。（実況は土居さん、解説は深緑郎さんと！）　優勝っていいです。素晴らしいゲームをしてくれた両チームの選手、スタッフに感謝です！僕もいいイメージできました。やっぱラグビー最高です！

  Jul 10, 2011

• いよいよスーパーラグビーファイナル！！

  　いよいよ明日はスーパーラグビー２０１１ファイナルです！レッズ―クルセイダーズの組み合わせとなりました。この試合の解説ををさせていただきます！久しぶりです。盛り上がりましょう！【プレーオフ準決勝】　ストーマーズ　１０－２９　クルセイダーズ　ストーマーズは全体的にリアクションが遅く、受けてしまったことが悔やまれます。今期鉄壁を誇ったディフェンスでしたが、ここで後手を踏んでしまいました。ストーマーズはブレイクダウンでファイトするよりラインで圧力をかけてくるチームでしたが、捨てた後のラインディフェンスでプレッシャーをかけられず。クルセイダーズに乗っかられてしまいました。　クルセイダーズは本当に基本がしっかりしているチーム。ブレイクダウンをほかのチームより一歩越え切る、ボールを両手で持ち、選択肢を一つでも多く持つ。こうしたことの積み重ねが大きな点差になっていると思います。　得点力ではクルセイダーズに分があっただけに、ストーマーズが先制すると面白い展開になると思っていたのですが。タッチライン際からのワイドのアタック。パスの距離が長くなるこのアタックは、大きくゲインした時に限定したいところ。ここでのインターセプトでのトライはストーマーズとしては痛かったのでは。【プレーオフ準決勝】　レッズ　３０－１３　ブルーズ　レッズが快勝！レッズはディフェンスの上りが速く、ブルーズの並み居るランナーに仕事をさせませんでした。クーパーのランが際立つため、アタッキングラグビーの印象の強いレッズですが、ディフェンスでプレッシャーをかけ、ハイパントをしっかりチェイスする。硬いゲームメイクでエリアをしっかり意識する手堅さも持ち合わせています。　ブルーズは普通に戦ってしまった感じ。ブレイクダウンでファイトせず、最も怖いランナーのゲニア、クーパーを自在に走らせてしまいました。自陣から積極的にボールを動かしましたが、スクラムで優位に立っている状況を考えれば、敵陣勝負でも面白かったと思います。グラウンドのどこからでもアタックし続けることで、逆に大きなＦＷペネトレーターや、バックスのランナーが疲弊してしまったように見受けられました。ゲームの中でプランを変更するフレキシブルさが欲しかったです。　決勝戦はクルセイダーズ有利と見ます。　キーマン以外の選手の差があるように思います。「レッズがどこまでやるか？」と言う試合でしょう。レッズはディフェンスが決していいとは言えないチーム。フェーズが重なると、外のディフェンダーが簡単に内を向いてしまう傾向があります。レッズ優勝へのファクターは、ゲニア、クーパーの爆発でしょう。その流れを作るには、ブレイクダウンワークでいかに頑張って生きたボールを供給できるか。　本当に当らないと有名な僕の予想ですが（笑）、さてさて、どうなるでしょう。放送は明日９日（土）２１時半からです！！

  Jul 8, 2011

• ジャパンーサモア

  【パシフィックネーションズ】　ジャパン　１５－３４　サモア　先週の土曜日、立っているだけで倒れるかと思うくらい暑い日のゲーム。今シーズン、ジャパンが初めて戦う格上チームとのゲーム。　サモアはそうそうたるメンバー。荒かったですが、強い個が集まると、短期間でもゲームを作れますね。特に海外のチームはゲームの中で情報を収集して、修正する能力が日本人からは考えられないくらい高い。何でなんでしょうか。　対するジャパンはボディポジションの高さが目立ちました。ボールキャリアの上体が高いと相手ディフェンダーとの間に懐ができず、ボールまでの距離が近くなってしまいます。つまり、それだけ接近できなくなる。そうなると判断を一瞬早く下さなければいけなくなりますから、損ですよね。　タックルは高さもそうですが、踏み込み足が遠く、手で相手のジャージをつかみに行っているように見えました。最も強いタックルは体を相手に対して縦に正対して使えるシチュエーションを作ること。それができればペネトレーションステップ（強い踏み込み）して、ボールへチャレンジできる。　一方、サイドタックルになってしまった場合は、もちろん足を入れ替えて何度でもファイトを試みますが、腹のあたりに入って、まずは倒すことが先決になります。このフロントタックルとサイドタックルの割合が、相手のフィジカルレベルによって大きく変わってくるところ。　以前ジャパンのタックルコーチが「９割は正対したタックル」とラグビークリニックでコメントしていましたが、僕の印象ではもっとサイドタックルの割合が多いように感じます。　特に個人のスピードに秀でるサモアなどと対戦するときは、それをどのくらいで見積もるか。ディフェンスシステムとは個人のタックルのレベルによって変わるものだと思います。個のタックルで勝れないのであれば、チャレンジングなシステムを使い分けるのも一つの手ではないでしょうか。　特にセットプレーは優位に立っていましたので、そこは準備があってもよかったかも。高温多湿なゲームでは、リアクションや運動量を増やす、と言う解決策がなかなか取りづらい。今のジャパンには不利な気候だったように思います。

  Jul 6, 2011

• 春シーズン終わり！

  　春シーズン最終戦の筑波大学との一戦は１７－３９で敗戦。ん～、波に乗っていただけに悔しい結果となりました。筑波大学は突破力のあるランナーが多いので、一発でスコーンといかれる場面があるとこのくらいの点差にはなるな、と言うのが印象です。　僕としても、選手たちがもっと集中力を高めて試合に臨めるよう、やれることがあったと思います。そこは反省です。ちょっとフォーカスと言うか、やらなければならないことが多過ぎました。そうなると、激しさが全面に出てこない。それが僕としては一番悔しい。チームが頑張って積み上げてきたことを８０分という時間に凝縮し、発揮する。簡単なようで難しい部分です。日々、勉強ですね。　春シーズンをかけて取り組んできたことは通用していましたが、相手を圧倒するまでではなかった。そのあたりが課題でしょうか。ディフェンスは７トライ取られましたが、個人のタックルかな。夏からは新しいプランも持っていますので、菅平で試して、シーズンインになると思います。　地方４連戦を含む８連戦と厳しいスケジュールでしたが、みんなタフに戦ってくれました。加えて、コンタクト中心のきついメニューを行いましたし、社会人チームへも出稽古させていただきました。実りの多い春シーズンだったのではないでしょうか。少なくとも、僕にとってはそうでした。自分としましても、これほど成長できた４か月は記憶にありませんし、そういった環境を与えて下さったすべての方々に感謝します。今年の自分にはかなり期待しています（笑）。　そしてそして！昨日は１年生が早稲田大学を破り、早慶明新人で優勝を決めてくれました！激しいタックルと、継続して我慢するアタック。彼らはチームに加わってまだ日が浅いですが、しっかりと慶応のＤＮＡを見せつけてくれました。　立ってボールをつなぐ場面も多く、「今の高校ラグビーはいい指導してるな～」と感じました。これを消さないような指導をして、社会人に送り出さなければ・・・。１年生は勢いがありますね。上のグレードでも通用するプレーがいくつもありました。　これで春シーズンは終了、学生には試験を頑張ってもらいましょう（笑）。８月からは、山中湖、菅平と合宿が続きます。春シーズン結果を出せた選手も、不本意な結果になってしまった選手も、これからも毎回の練習がコンテストです。日本で一番切磋琢磨できるチームを目指します。　自分達でしんどいことに取り組めてこそ、日々のレベルアップがあるはずです。僕もこの１ヶ月で様々なことを吸収し、レベルアップして合宿に臨みます。　そろそろ梅雨も終わりなのかな？　張り切っていきましょう！

  Jul 4, 2011

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  『勝つことのみが善である』

  【送料無料】勝つことのみが善である価格：1,680円（税込、送料別）　宿沢さんの半生を追った一冊。　宿沢さんは凄く緻密準備をする一方、決断した時の突破力に魅力を感じました。５５歳という若さでお亡くなりになられましたが、ぜひ一度お話を伺いたかった。　まだまだ自分はコーチとしても、社会人としても出発したばかり。もっともっと多くのことを学んでいかなければいけないですね。選り好みしてる場合じゃない！身の引き締まる思いです。３２歳は３２歳の全力投球ですかね、突っ走ります！

  Jul 1, 2011

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  ホワイトスペース戦略

  　ジャパン対トップリーグ選抜の試合を見ました。ジャパンの仕上がりの良さが目立ちましたね～。特にＦＷ。スタンディングでプレーする意識が徹底されていて、なかなか死に体になりません。　スクラムも強かった。平島、また強くなったね。パシフィックネーションズが俄然楽しみになりました。サモアはすごくいいメンバーらしいので、熱い試合を期待しましょう！【送料無料選択可！】ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの＜空白＞をねらえ / 原タイトル:Se...価格：1,995円（税込、送料別）　ホワイトスペース＝ビジネスモデルの空白へいかに進出すべきを説いた一冊。　ホワイトスペースと聞くと、今まで誰も考えなかった全く新しい場所を探すように思いますが、そうではなく、その事業形態、習熟度、強豪の存在によって、今まで自分たちが辿ってきた道のほんのわずか外側（時には内側！）に、新鮮な視線を当てることなんだな、と感じました。　ラグビーもそうで、奇をてらったものはすぐに模倣されてしまいます。それではイノベーションとは呼べない。誰もが知っていることの精度を究極的に高める、そこに他のチームとは違う技術やこだわりが生まれているものです。「分かっちゃいるけど止められない」、これぞホワイトスペース戦略ではないでしょうか。

  Jun 30, 2011

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  シャークス―ブルズ、書評も少々！

  【スーパー１５】　シャークス　２６－２３　ブルズ　ちょっと遡って最終節。　プレーオフ進出のかかった一戦でしたが、ターンオーバーの応酬、ハンドリングエラーも多く南アフリカ同士“ノーガードの打ち合い”的試合でした。その分、接点でのコンタクトの激しさは凄まじかったですが！　ブルズは崩しておきながら、フィニッシュでのミスが目立ちました。９番からのシェイプと１０番からのオープンアタックがどこかリンクしていない印象を受けました。ブルズが外のチャンネルに運んだブレイクダウンに猛然とプレッシャーをかけてきたのがシャークス。２人目、３人目の躊躇が全くといっていいほどありません。　アタックのテンポが上がり、継続時間も長くなった。その中で、ブルズＦＷに求められるものも大きく変わっているのかもしれません。もしくは、現行の流れに乗らず、大きなＦＷとブレイクダウンワーク、ステインのキック力を最大限に活用する戦略に戻すか。そのためにはフィニッシャーの存在が不可欠でしょう。やっぱり、今のブルズのラグビーからするとＦＷはボディポジションが高く、リアクションも遅いように思います。好きなチームなだけに残念！来期の巻き返しを期待します！ 【送料無料】秋元康の仕事学価格：1,050円（税込、送料別）　書籍のご紹介。　いやあ、面白かったです。「１行日記をつける。そうすると日記に引っ張られて行動が生まれることもある」「予定調和を崩せ。それは単に奇をてらったことをすることではなく、今までの普通を疑うこと」「机上の理論にしがみつかない。見切り発車でもいいからまず走ってみて、そこから軌道修正していけばいい」「短所は隠さない。長所・短所を告げることが信頼づくりにつながる」「人生に無駄はない。通ってきた道には必ず理由がある」「根拠のない自信を持つ」　かき出しただけでもワクワクしてくるでしょ？？　最後の「根拠のない自信を持つ」というのは、僕の最大の強み。先日、ある学生ともその話になったのですが、キン肉マンは何があっても「屁のツッパリはいらんですよ」と言うんです。そうするとアデランスの中野さん（と実況の人）が「お～っと、理由は分からないがとにかくすごい自信だ！！」と切り返すのが、毎度のお決まり。自信なんて、そんなものではないでしょうか。　僕の根拠のない自信は、どんなに突っ走っても最後は守ってくれる仲間、そして家族の存在から生まれています。それに甘えて、好きなことだけしているという・・・（笑）。ひどい男です。　あとは使命感を持つこと。「俺はこのために生まれてきたんだ！！俺がやらずに誰がやる！」と、勝手に思ってみる。それも難しければ、数をこなす。いつもなら１０回で諦めていたことを質を問わず１０００回やってみる。無理だと思い込んでいることの大部分は回数をこなすことで乗り越えられるはずです。　１０００回やればよっぽどのことがない限り成功することがあるでしょうし、１回もなければそれが間違ったほうに進んでいるのか、「神様が、自分の違う才能を使いなさいと言っているのだな」と思ってスパッと止めてみる。その過程を情熱を持って語れば、きっとサポートしてくれる人が表われるでしょうし、絶対無駄にはならない。　書評から離れてしまいましたが（笑）、すぐに読めちゃいますし、読んで損することはない一冊だと思います。

  Jun 29, 2011

• クルセイダーズーシャークス！ほか！

  【スーパー１５プレーオフ】　クルセイダーズ　３６－８　シャークス　ホームで試合を迎えたクルセイダーズが危なげない試合展開で勝利！リアクションスピード、インサイドサポート、判断力。見ていて溜息が出るほどのゲームコントロールでした。前半はボールを大きく展開しながらショートパントを使って相手のディフェンスをコントロールしました。　後半に入ると、クルセイダーズが怒涛のアタック。シャークスディフェンスはタックラーの外のディフェンダーがすぐに内を向いてしまう傾向がありました。１２番ＳＢＷのシンプルに見えた縦突破もそのギャップを突いたもの。　シャークスとしてはどこに覚悟を決めたかが、ややブレた試合だったのではないでしょうか。継続するのか、キックでプレッシャーをかけるのか、ラインディフェンスで圧力をかけるのか、ブレイクダウンに人数を投入するのか。試合中にやるべきことが多過ぎたのかもしれません。【スーパー１５】　ワラタス　４１－７　ブランビーズ　　順番逆になってしまいますが、最終節の一戦です。ブランビーズはいいアタックと悪いアタックの差が激しい試合でした。前に出た時のアタックはＦＷを立体的に絡ませディフェンスの足を止める素晴らしいものでした。１０からのアタックを中心に組み立てるときはボールのテンポが命。相手ＤＦのラッシュを止める仕組みが今後整備されれば面白いかも。　ワラタスのディフェンスは強固。一人一人の間隔、肩の向きがなかなか乱れません。後半、セットから１３番が大きく被るディフェンスを見せていましたが、いくつかのディフェンスを使い分けて相手にプレッシャーをかける準備をしていたと思います。　一方で、スーパーラグビーでも一つしかディフェンスシステムを持たないチームもある（しかも最もディフェンスの強いチームの一つ！）。ですから、ディフェンスシステムとは個人のタックル力の集積で、それを活かす最大限の組織を作る、ということではないかと思います。

  Jun 28, 2011

• プレーオフ始まる！ブルーズーワラタス

  　引退した時は３０分で走っていたコースが知らぬ間に４０分コースへ。これって確かな衰えですよね。。現役時代から胸囲－１０ｃｍ、胴囲＋１０ｃｍですから・・・打倒・劇的ビフォーアフター！　さて、いよいよスーパーラグビーはプレーオフトーナメントが始まりました！ブルーズーワラタス、クルセイダーズ―シャークスが対戦、その勝者がホームで待ち受けるレッズ、ストーマーズと対戦します。【スーパー１５】　ブルーズ　２６－１３　ワラタス　前半は苦しんだブルーズでしたが、後半に入ると甘くなったワラタスのディフェンスを突き、勝利をものにしました。ワラタスはケガ人続出で、半分くらいがスターティングメンバーではなかったのでは。それでも１ラインを崩さないディフェンスなど、チームのカルチャーを感じさせるラグビーでした。　一つ目のブルーズのトライはラインアウトのモールがうまく組めず、スローボールのアタックから。２つ３つとブルーズがＦＷで接点を作って順目に５対４を作りトライを奪いました。ディフェンスのいいワラタスとしては珍しくＦＷの順目への反応が遅れ、ＦＷのクラッシュに１２，１３がダブルタックルすることになってしまいました。そのことで、外の手当てが遅れた。逆サイドに溜まった前５人のリアクションが悔やまれるところです。　後半に入るとスピードランナーで勝るブルーズがボールの支配権を握りました。ワラタスも前述の通り１ラインを崩さず我慢して応戦しましたが、前に出られずテンポを作られ、バック３にスペースを与えてしまいました。難しい判断ですが、ブレイクダウンにプレッシャーをかけ、ブルーズのＳＨのパスアウトにプレッシャーをかけるのも手だったのではないでしょうか。　敗れはしましたが、ＣＴＢライアン・クロスの簡単に自分から倒れないタックルスキルは素晴らしかった。学生にもお手本にしてもらいたいです。　ブルーズ勝利へのファクターは“テンポ”。どれだけブレイクダウンでいいボールが供給できるかにかかっています。大きなスペースを与えれば厄介な相手です。爆発すれば次の戦いも非常に楽しみ。ブルーズ勝利への導火線は、リンクプレーヤーということになりそうです。

  Jun 27, 2011

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  関東学院大学戦

  　本日、三ツ沢で行われました関東学院大学との一戦は４７－１７で勝利しました！応援して下さった皆様、ありがとうございました。リアクションスピード、コンタクト局面で上回れたことが勝因だと思います。　（アフターマッチファンクションより）　チームは、ここからまだまだ伸びます。来週で春シーズンは終了ですが終わるのがもったいないくらいです。毎週新しいヒーローが誕生して、チーム内にいい競争が生まれています。昨日はＢチームが勝利、残念ながらＣチームは敗れてしまいましたが、できたこと、ここから伸ばすべき場所が明確になった点では、非常にいい経験ができました。　（釜利谷関東学院グラウンド）　自分はヘッドコーチですから、誰よりも情熱を持ってグラウンドに立つことを自分との約束にしています。苑田さんの受け売りですが。そのためには、やるべきことは山積みです。一歩一歩、日々、前進！！

  Jun 26, 2011

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  読書いろいろ

  　出張中は読書が進みました。　その中から何冊か。【送料無料】コ-チング価格：1,575円（税込、送料別）　中日落合監督が、まだ現役を引退して解説者をしていたころ書かれた一冊。選手へのアプローチや組織の作り方。大変勉強になりました。人間のモチベーションの種は誰もが素通りするようなところに落ちていて、本当些細なことで大きく変化してしまいます。落合監督は、そのあたりの心配りがすごいです。【送料無料】あなたが変わるまで、わたしはあきらめない価格：1,470円（税込、送料別）　「コーチとしての最大の目標はいい人間を作ること」という言葉が心に残りました。井村さんはシンクロの日本代表、中国代表の監督をされた方。粘り強い。読み終えたときは、一滴の雫が長い年月を経て鍾乳洞を作り上げていくところをイメージしました。もちろん、本人からしたら毎日が戦場だったかもしれませんが。井村さんは本当に人間が好きな方なんだなあということがひしひしと伝わってくる一冊です。【送料無料】守りつつ攻める企業価格：1,680円（税込、送料別）　こちらはビジネス書。　攻めから守りに転ずる活動をカイゼン、守りから攻めへの転換をイノベーションと位置づけ、それぞれの成功に必要なファクター、環境、リスクなどを提示した一冊。読み応えがありました。特に、今自分の置かれている立場にはピッタリだったのかも。　読書ってホントに素晴らしいです。出版社に勤めているから言っているわけではありません（笑）。情報がオートマティックに入ってくる世の中で、自分から能動的にページをめくって行かなければならない読書って古くて新しい行動なのではないでしょうか。一冊の本を読み終えると、必ず何か得るものがあります。僕にとっては自分が成長しようとしているか、のリトマス試験紙みたいなものなのです。

  Jun 24, 2011

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  小さいことからコツコツと・・・

  　久しぶりに慶応高校に行きました。　ちゃんと仕事ですよ！みなさん・・。　　明治戦はビデオで確認しましたが、慶応に勢いがありました。「勢い」なんて…と思うかもしれませんが、意図的に出そうと思って出るものではありませんからすごくいいこと。チームが強くなる過程で「勢い」は大切なファクターです。　コンタクト局面での小さなコミュニケーションやファイト、これが出てくるともっとよくなると思います。誰かがコールを出して、動き出す。決められたことを徹底する。この力は非常に高いので、次の段階として動きながらそれができるか。軌道修正能力です。　そのためには、コンタクト局面で体を何度も戻し入れてファイトし続ける作業や、小さなコミュニケーションが必要。こうしたものは文化として根付くまで時間がかかりますから、一朝一夕に解消されるものではありませんが、一歩ずつ前進できればと思います。　あとは、基本。やっぱり基本。立ってプレーする、頭を上げる、ヒットするのと逆側の手でボールを扱う。当たり前のことを当たり前に。雀鬼流の桜井章一さんは「うまくいかない時は、どこか基本が崩れている」と言いますが、まさにラグビーもその通りでしょう。春シーズンも残りわずかとなりましたが、もう一度初心に戻って幹を太くすることに全力を注ぎます。

  Jun 23, 2011

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  春・明治戦

  　昨日北海道、月寒で行われた明治大学との一戦は２８－２７、１点差で勝利しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。１対１で逃げずに勝負を仕掛けたこと、リアクションスピードで上回れたことが大きかったです。スクラムは日頃の選手の頑張りがグラウンドに現れたと思います。　ただ、やられるかな、と思っていたところは行かれていましたし、ゴール前での粘り強さはこれからです。今は（どのチームもそうでしょうが）幹を太くしているので、結果が出るのはもう少し時間がかかるでしょう。何事も継続ですね。　チーム内では怪我人が復帰していい競争が生まれています。楽しみな選手が沢山います。春シーズンは残り２週ですが、日々成長です。もちろん、自分も含めて！　アフターマッチファンクション＠キリンビール園。中央に写るは三宅さん。東芝・猪口の代に監督をされ、僕は現役時代４年間お世話になりました。　下級生の頃、僕はフッカーに挑戦していたので、三宅さんには大変お世話になりました。Ａの試合をフランカーで出て、Ｂで後半フッカーで出て、そこからスクラム練が始まって、さらに居残りで台押しと吊りマシーンタックルやって・・・きつくて初めて泣いて（ヤカンの水をかぶってごまかしましたが）。あの時は三宅さんが鬼に見えました。。　でも、そういう練習を課して、なお選手と絶大な信頼関係が結ばれていたのは、やっぱりそこに愛情があったからだと思います。そういうことって、自分が選手を辞めてからの方が強く感じることです。大変楽しいアフターマッチファンクションでした。三宅さん、ありがとうございました！

  Jun 20, 2011

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  これから！！

  　お久しぶりです。　東京に戻ってきました。早慶戦の後は、愛知県に行っていました。　こちら、名古屋コーチンのお店「芳我館」さんの焼鳥。その日さばいた新鮮な鶏肉はすべて生で食べられるのです！ごま油＋塩、にんにく醤油、ゆず胡椒をお好みでつけて！　こちらは新神戸駅からの風景。毎回思いますが、新神戸駅ってすごい場所にあります。　さて、今日はこれから札幌、明日、慶明戦です。【スーパー１５】　クルセイダーズ　２３－１６　ブルーズ　クルセイダーズがついにカンファレンス１位に。怪我人続出の中、厳しい試合をものにしました。イーブンボールがいつもクルセイダーズに転がり込んだように見えましたが、それだけインサイドサポートが徹底されているということ。ホントＦＷさぼりませんねえ。　ブルーズはいいランナーを揃えましたが、ボールを後ろで回すアタックが目立ちました。飛び出してこないクルセイダーズのディフェンスには流されてしまい、外で難しい状況を作られてしまいました。相手が広く立ち、流してくるのでれば、ブレイクダウンの上を割るなど縦に出たかったところ。　反対にクルセイダーズＷＴＢギルフォードの“接近プレー”は凄みがありました。仕掛けのポイントは“いかにディフェンスの目を切るか”。ゴール前のバッキングアップも合わせてワールドカップメンバーに最高のアピールができたのではないでしょか。

  Jun 18, 2011

• 鴨池で早慶戦でした。

  皆さん、お久しぶりです。本日、鹿児島県鴨池で行われた、春の早慶戦は34ー15で勝利しました！湿度の高い中での試合でしたが、激しく前に出て、サポートも非常に早かったと思います。また、課題であったディフェンスのポジショニングの意識も高かったです。慶応の選手は本当にいいものを持っています。もっと自信を持ってプレーしてもいいと思います。それは勝ったからではなく、やろうと決めたことを最後まで折れることなく遂行する、しんどい場面で、自分よりチームを優先する、といったことができるから。素直は成長の一番の武器ですね。まだ、時間はかかりますが、どんどんよくなって行くと思います。おそらく、夏場に一気に伸びます。僕のことを少し書くと、いよいよ出張も最終ラウンドです。先週末、長野県伊那市で試合、そのあとは神戸に入っていました。週末は鹿児島。明日は朝一の新幹線で中部地方に移動して、今週末は札幌です。よく移動しました（笑）。いろいろな出会いがあって、スリリングな日々です！落ち着いたら色々書きたいこともありますが、今日はこの辺で！

  Jun 12, 2011

• 不可能を呼び寄せる！

  　日曜日に行われました同志社大学との一戦は３６－２９、今シーズン初勝利を飾ることができました。　少しずつですが、今シーズンから取り組んでいるプレーが出てくるようになりました。継続し、待つこと。待つことって力だな、と改めて感じました。７連戦という厳しいコンディションの中、平日も激しい練習に取り組んだ成果が出たのではないでしょうか。　それも、学生の中から主体的に出てきたことだったことは、非常に価値があります。嬉しかったなあ。勝ってこそ、ポジティブに反省することができますから、今週の取り組みは非常に大切ですね。　僕はというと、いろいろ悩んでいますが「自分が成長しようという意欲を失ったら、熱意も伝わらない！」と勝手に思い込んで（笑）、本をとにかく読んでいます。僕の中では、「本を読むこと＝成長」なのです！！　出張も５週目を迎え、ここ最近はラグビーの試合も見られない状況。それでも、自分がレベルアップしようという気持ちを持つと、全てがトレーニングになります。また違った角度から、チームを見ることができているこの時間は、ものすごく貴重だ！と、勝手に思い込んでいます（笑）。　できないことにあれこれ悩んで労力を使うより、できることを全力で楽しむ。大切なことです。一方で、その現状に満足せず、自分から状況を打開し“不可能”を呼びよせる。これもまた、ひとつ（こちらは神戸時代、試合に出られなかったときの反省です）。　いよいよ、出張も終わりが見えてきましたので、もう一分張り！

  Jun 6, 2011

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  ワラーライ、クルーチー、レビューです！！

  　有田という場所に行きました。段々になっているの、分かりますか！？みかん畑なのです！有田みかん。秋には、山一面オレンジ色に染まるそうです。見てみたい！！【スーパー１５】ワラタス　２９－１２　ライオンズ　ワラタスは１０バーンズが復帰してから好調です。彼、いいな～。ラン、パス、キックと３拍子揃っているので、相手もなかなか的を絞りきれません。ワールドカップが楽しみな選手。　さて、この両チーム、ラインアウトからのディフェンスに差が表れました。ワラタスの上がりはとにかく早い！センタークラッシュに対して詰めとも思えるスピードであがり、ゲインラインを割らせません。　一方のライオンズは、後半顕著でしたが“待ちのディフェンス”。ワラタスが９－１０－１２－１３裏の１４－１５－１１とつないだシーンがありましたが、６パスを通させて大外で人数のカウントを合わせていました。　これは単に「前に出たからえらい」という話ではなく、ディフェンスはグラウンド全体は守れない、であるならば、最も用意しやすいセットプレーからのディフェンスで、どこを厚く守り、どこを空けるのか。戦力的に厳しいライオンズこそ、飛び出していくべきだったのでは。【スーパー１５】クルセイダーズ　２５－１９　チーフス　怪我人続出のクルセイダーズが、勝利したゲーム。チーム力で勝負ありました。クルセイダーズは本当に組み立てが上手い。センタークラッシュを使いながらゾーンアタックと順目アタックでゲームを構成。ボールキャリアは絶対に相手のタックルの芯をずらし、少人数でのリサイクルを可能にしています。　また、ディフェンスではＦＷの仕事量がすごい。チーフスもいいランナーが揃っていますが、最後まで相手のバックスを巻き込んだアタックはさせてもらえませんでした。それだけクルセイダーズのＦＷがよく動いている、ということです。　　チーフスのアタックで少しもったいなかったが、１次アタックからも難しいオフロードを通そうとしていたこと。あそこは準備できるところですから、労力を使わず局面を崩せたのではないでしょうか。１０ドナルドがもっと前に仕掛けてくれると、面白いアタックができそうな予感！

  Jun 4, 2011

• 遅ればせながらハイネケン決勝

  【ハイネケンカップ決勝】レンスター　３３－２２　ノーサンプトン　ハイネケンカップ決勝は６－２２からの大逆転劇！レンスターが王者に返り咲きました。ｊｓｐｏｒｔｓ大野Ｐ（同期）から「すごい試合だったよ」と事前にメールをもらっていたのですが・・まさにその通り！これ、夜中に生で見ていたら、寝付けないですよ。　それにしてもハイネケンカップの盛り上がりは年々増しているように思います。両チームともブレイクダウンにかける人数が多く、ストラクチャを重視するスーパーラグビーとは、また違った面白さがありますね。　ノーサンプトンは試合開始からエンジン全開。一つのアタックに多くの人数をかけ、レンスターに付け入る隙を与えません。一方のレンスターは我慢の４０分か続きました。前半が終わって「これはおそらくノーサンプトン息切れするだろうな」と感じました。ポゼッションで圧倒していたわりに得点差が開かなかった印象です。　後半は逆にレンスターの時間。　勝っているのに追い詰められるノーサンプトン。敵陣で相手がボールを動かしてきた場面では、守り代６０ｍありながらボールをはたいてペナルティ。どこかちぐはぐでした。レンスターは前半ほとんど攻めていませんでしたから、後半への修正はボールを持ったら蹴らずに動かす！シンプルな意思統一があったのではないでしょうか。　最も大きい改善点を上げれば、スクラムだと思います。前半あれだけあおられていた相手の１番アップをまっすぐ組めました。僕も専門家ではないので詳しくは分かりませんが、突っかけのスピードが大きく改善されたように見えました。　ディフェンスのチェック項目としては１．ブレイクダウン周辺のＦＷの動き２．順目へのフローティングの人数３．ストレッチはされているか４．エキストラランナーにどう対処しているかだと思いますが、足が止まった後半、ノーサンプトンのディフェンスはポジショニングが遅れ、３が崩れた結果、１に破綻が生じました。ピラーに１５番が立ったあたりで勝負あったかなと思います。　ラグビーやっぱり経験です。　ラグビーだけではないかもしれませんが。６８分、ビッグゲインを許したレンスター。スクランブルディフェンスと言われる、練習では経験できないシチュエーション。大きく戻ったシーンにもかかわらず、画面にはレンスターのディフェンスプレーヤーばかりが映っていました。　苦しいときに、個人のエゴを超えて、どれだけチームの約束事を守れるか。　グラウンドには、人間すべてが投影されます。　だからラグビーは面白い！　大興奮をもって幕を閉じた、ハイネケンカップでした。

  Jun 3, 2011

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  ハイランダーズーチーフス　強みを発揮したチームが、勝った

  【スーパー１５】チーフス　２０－７　ハイランダーズ　今期好調のハイランダーズをチーフスが退けた一戦です。ハイランダーズは、他のニュージーランドのチームに比べると素材に恵まれておらず、我慢が信条のチーム。そういう意味ではバック３にいいランナーを揃えてかき回してくるチーフスは、最も戦いにくい相手だったかもしれません。　チーフスの看板は何と言ってもスピードスターの揃ったバック３。キックに対しては「ここぞ」とばかりにアタックを仕掛けてきます。グラウンド中央にボールを集め、バック３が勝負を仕掛け、２次で大きくゲインを陥れました。　タッチライン際に落としてくるキックボールに対してはブラインドＷＴＢ－ＦＢ－オープンＷＴＢとつなぐのがセオリーですが（次に戻るＣＴＢがその外）、２バス目でボールをもらうオープンサイドＷＴＢのアタック能力がキモ。　そのチームで一番得点能力のある選手が間合いを持って相手の対面以外の選手とマッチアップできる。ここでゲインできる算段がなければ、キックでのエリア再獲得が基本の選択肢になると思います。いずれにしろ、キックカウンターは２次攻撃まででいかに相手を切りきれるか。そういった意味では、ハイランダーズは、もっとタッチに蹴り出さないキックに対して注意を払ってもよかったのではないでしょうか。　今期のハイランダーズの躍進を支えているのは、チームとしての意思統一が徹底されていること。敗れはしましたが、ディフェンスでのカウンターラックへの人数のかけ方は抜群。徹底されたストラクチャから生まれるサポートとリアクションの速さも、非常に参考になります。　一方でストラクチャとは、より難しくない１対２を作る作業であり、それ自体が得点力を持つものではない。最後はそのストラクチャの中でできたひずみをこじ開ける突破力が求められるのだと改めて感じました。　今期のハイランダーズはまとまりを感じる好チーム。　後半戦も注目です！　今日は田辺に行きました！　ｗｈａｔ　ａ　ｇｒｅａｔ　ｖｉｅｗ！でしたよ～。

  Jun 2, 2011

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  近況報告

  　お久しぶりです。　近況報告を少々。　先週の日曜日に行われました東海大学との一戦は７－３３で敗れました。完敗です。ただ、我々のできていなかったことも明確になった試合でした。次戦までに修正していきます。取り組んでいることと成果が出るのにはタイムラグがあります。ですので、うまくいかなかったときに初志を貫徹するとこ、これは勇気だと思いますが、それが求められると思います。とにかく、やってきたことを優位性が出るまでやり切ります。　そんなことで週末は、姫路ー東海大、東海大から小田原、新幹線で新大阪、車を拾って和歌山、と。今は和歌山です。リクルート・・ではなく、仕事で！みなさん、本当ですよ。　橋本は自然が沢山！　今週末は長野県の伊那市で試合ですので、これまた大遠征。ホテル暮らし＆移動は慣れですね。もう完璧です。　やっぱ、無理しとくものです。「あれよりは楽」というのはお守りになりますから。自分にあった仕事を見つけるのではなく、仕事に自分を合わせることによって、自分の幅を広げていく。以前勤めていた会社の部長のお言葉です。社会に出たら、ホントそのとおりだと思います。「できません」と言った時点でゼロですから。　嘘でもいいから「できます！」。で、言葉に行動を合わせていく。　人生こんなことの繰り返しなのかもしれません。だいたい、頭で考えてることなんてちっぽけなことです。何事も行動だと思います。この出張で読んだ岡本太郎さんの本の題名は『人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。』いい～言葉じゃありませんか！　やっと見れた天守閣！　和歌山城！

  May 31, 2011

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  ざんねん！

  　朝、ジョギングしてるんですが・・・　残念！　残念！！　ざ～んねん！！！　姫路城、改修工事中？でした。　でも、朝のランニングはいいですね。福沢先生の言葉に「獣身を成し、後に人心を成す」がありますが、まずは健康な身体から。頭もスッキリします。　ちょっと上手く撮れたバージョンを最後に！

  May 26, 2011

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  完璧も弱い形

  　昨日は神戸製鋼のトレーナーをしていた、こむちゃんの実家の鉄板焼『都』さんへお邪魔しました！超巨大お好み焼き（えび、スジ入り）と焼きそばをご馳走になりました。　うまかった～～。　お母さんが一人で切り盛りするお店。お母さんはトーク上手で、初めてお会いした気がしないから不思議です。これから姫路へ出張のときは毎回お邪魔することを心に誓いました！　まだまだ出張中です。　もちろんグラウンドへは足を運べませんので、監督やコーチの方々と連絡を取りながらの後方支援。できることをできるだけ、の立場です。こうしてグラウンドに行けない時期があるのも運命だと思ってポジティブに考えています。　昔は１００％自分の思うようにいかなと「ワ～！！」って感じでしたが、歳を重ねると、完璧というのも、実は弱い形であると気づきます（笑）。逆にこうして仕事に集中する時間がラグビーにもものすごく活きてくるような気がします。何でも神様が与えてくれたチャンスだと思って、目の前の状況にアジャストさせていくことが、自分の幅を広げることにつながるのではないでしょうか。　とか言いながらも、心配なんですけどね～。　案外、みんなワーワーうるさく言う人間がいなくなって、すごく上手くなってたりして。　それもちょっと悔しいかな。

  May 25, 2011

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  姫路です

  　姫路に来ています。　リクルート・・じゃなくて、仕事です。皆さん、本当ですよ！　一度ツーリングで来た（摂津本山から！）ことはありますが、こうして何日も宿泊するのは初めて。今日は上郡という町に行きました。自然が豊かで満杯になった頭の中がスーッと整理された気がしました。ラグビーから離れることで近づくこともある。人生って不思議で、ますます分かりません。　夕食は、駅前で見つけたこちら。　関西に来たら、一度は食べたくなります。　今でも鮮明に覚えているのですが、その昔、元木さん、苑田さんとご一緒させていただいたとき、ほとんど素人だった僕は焼き飯を注文。すると「何してんねん、王将は天津飯やろ！」とお叱りを受けたことが今でも忘れられません（笑）。　元木さん曰く、王将には本物と偽者があって天津飯を食べると、それを見分けられるそうです。ふっくらしたのが本物なのかな？僕にはまだ見分けられません。　でも、美味しかったな。餃子ももちろん頼みました。　明日は、焼き飯食べたろかな。

  May 23, 2011

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  帝京大学戦

  　本日、甲府で行われました帝京大学との一戦は５－１２で敗れました。大雨の中、この試合を開催するにあたりご尽力くださった、多くの方に感謝いたします。　先日、花園で関西学院大学に敗れ、一から這い上がるということで準備してきましたが、勝利を勝ち取ることはできませんでした。特にアタックでは雨の影響もありましたが、ミスが多く、シーズン当初から取り組んできたコンタクト局面でも劣勢だったと思います。前半はテリトリーが取れず、自陣に釘付けとなりました。このあたりは今後の課題だと思います。　ただ、一方で選手たちは本当に体を張って頑張ってくれました。トライを取られる時も簡単にはゴールラインを割らせず、よく辛抱していました。昨日のＢチームの試合にフル出場して、今日も後半からプレーしてくれた選手もいます。敗れはしましたが、ひたむきに戦ってくれたメンバーにも、感謝です。こういう接戦をものにできるしぶとさを身につけていきましょう。　僕自身はというと、悩みの連続です。正解がない作業なだけに、自分の進んでいる道が正しいのかどうか、もっとやれることはないのか。そんなことばかり考えています。諦めてしまうのは一番簡単なことです。時間をかけ、ゆっくりと前へ進みたいと思います。僕も大人になりました（笑）。　試合の後は新幹線で姫路に移動。出張はまだまだ続きます。ちょっと島耕作っぽいでしょ？加古川にいる石井良昌君、連絡してきなさい。（甲府から新宿へ向かう特急あずさの中から）

  May 22, 2011

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  上田さん！

  　上田さんに高田馬場『葉隠』さんに連れて行っていただきました。冬に行って以来でしたが本当に美味しかった！写真はあら煮ですが、トウガラシが入っていてピリ辛。食べるとむっちゃ汗出てきます。　ラグビーの話は尽きないですね。上田さんとお話しさせていただいて「すごいな」と思うのが選手への洞察力。選手の長所、短所を的確に見抜く力がすごいです。「人材」を非常に大切にされる方です。　コーチをしていると、自分の指導ばかりに目が行ってしまいますが、それが固定概念になってフレキシブルさを奪う場合もあります。いつも「初日（しょにち）の眼」を持つことが大切ですね。　理由はよく分かりませんが、ものすごく盛り上がりました（笑）。　上田さん、ごちそう様でした！

  May 20, 2011

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  結局はどうとらえるか

  　祈るように今日も灯がと～も～る東京～。　ｂｙやしきたかじん。　出張の合間に東京戻ってきました。　朝、電車に乗るとノーネクタイのサラリーマンが多かったかな。もうクールビズなんでしょうか？神戸より東京の方が全然暑いですね。　ようやく先日の日曜日の関学戦のＶＴＲを見ました。　印象は「力を出し切れていない」ということ。選手たちの持っている力を全然発揮できていなかった。これはコーチとしては一番悔しい！せっかくきついトレーニングに取り組んできているわけですから、それをグラウンドで１００％出せるようにすること。これはコーチの責任ですね。　初戦ということもあると思いますが、「よっこいしょラグビー」になっていました。誰かが当たって、相手に乗られて、それからめくりにかかる。ボールが出て、自分の手にボールが来てから次の行動を判断する。これは一番きつい。でも、こういうことって僕も経験があります。　ですから、まずはそこを改善するよう、今週は時間を使います。負けることは最高の思考術です。練習の雰囲気も全然違います。僕にとってもそうです。本当は負ける前に気付ければ一番いいのですが。師匠の苑田さんには「今シーズンのターゲットを達成することに対して自分が本気であるという熱が学生に伝われば、すぐに変わる」とおっしゃっていただきました。ピンチはチャンスです！

  May 19, 2011

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  あと一歩だけ前に進もう

  　三田です。　癒されています。「夏子の酒」の舞台になった町ってこんな風景だったんですよね。　自分はプロのコーチではないので、ラグビーに携われる時間は限られています。特に試合に勝てなかった週はモヤモヤ倍増です。最初はこの環境に悩んだこともありましたが「単にサラリーをもらえばプロなのか。プロフェッショナルとは取り組む姿勢、自分が突き詰めたいものへのこだわりで決まるのではないか」という思いがあります。　これは、神戸製鋼でプレーしていたとき、会社員として仕事でも実績を上げられている清水さんす姿を見て感じたこと。僕はそのとき、プロ選手としてプレーしていましたが、ラグビーを突き詰める気持ちは清水さんに劣っていたと思います。なので、いつでもノーエクスキューズです！　今日はある雑誌を読んでいて、松岡修造さんが「いいプレーができないときはいつも“why”と思っていた。でも、やりたくてもテニスができない女の子に会ったとき“why”は“how”に変わりました」という内容のインタビューが載っていました。世の中には事象しかなくて、それをどう思うか、どう感じるかは、その人次第なのだと思います。　自分ができないことを嘆くのではなく、できることをやり切る、生き切る。松岡さんの言葉にはいつも勇気をもらいます！（ちなみに小学生の時の恩師と担任が一緒なんです。いつか、一緒に何かできたら光栄だなあ）。　三宮高架下にある「丸玉食堂」さん。コブクロ、青野菜の炒め・・、久々でしたが美味かった～！思い出の味です。 ウィンドウを閉じる

  May 17, 2011

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