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2007年02月09日
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昨夜、まったく唐突に、

喪ってしまった子どものことを思い返しました。


いえ。

正確には『胎児』です。


戌の日のお祝いをした1週間後の検診で、心音が聞こえないと宣告されました。


初めての妊娠、しかも、不妊治療してようやく授かった最初の子でした。

時々、胎動も感じられるようになり、

日増しに存在感が増してきた…その矢先のことでした。


即座に入院『処置』を厳命され、

でも、医師の言葉を信じる事もできず、

エコーが壊れてるのでは、とか、

そんなはずはない、などという思いがぐるぐる渦巻いていたのを覚えています。


『処置』というのは、堕胎のことです。

週数からみて、陣痛促進剤を使っての出産になるとのことでした。


幸せそうな妊婦さんがたくさんいらっしゃる外来で、

子どものように声をあげて泣きました。


家族に連絡しようにも、ショックのあまり話ができなくて、

看護師さんに受話器を押し付け、説明をお願いしました。


助産婦さんが一人傍にいてくれるだけのさびしいお産でした。


痛みは変わらないのに、その痛みに耐えたのに、

産まれてきたいのちはすでに終わっていたのです。


辛さが増すだけだから…という助産婦さんの配慮で、

産まれてきた子を抱きしめることも叶いませんでした。

このままもう少し待っていたら、何かの間違いだとわかるかもしれないと、

最後まで抵抗していた私を宥めるかのように、

遺体を引き取った家族が「色が変わっていたよ」と知らせてくれました。


入院中の簡単な法要、納骨。

最後の別れにも立ち会うことは出来ませんでした。


退院後、母乳を止める薬を頂いたけれども、

吸ってくれる子のいない母乳が服に染み出すのを見ては、寂しさに泣きました。


抱きたかったという思いは今も残っています。

でも、その姿を目にすることが叶わなかったからこそ、

この子は私の中で今も生き続け、成長しています。


次に授かったいのちには、

生まれてきてくれればいい、

と、それだけを願いました。


出産の際、子どもの心拍数が急激に落ち、いのちが危ぶまれたときも、

生きてさえいてくれればいい

と、それだけを願いました。


この体験から、『いのち』に感謝することを教えられました。


あたりまえに生まれてきたいのちはひとつも無いのだと、

亡くなった子はいのちを以て教えてくれました。


今、我が家で眠る子どもたちもまた、

数多くの偶然の果てにめぐり合った『いのち』なのです。


生きてさえいてくれればいい。

その願いは今も生き続けています。


いえ。

もしかしたら、その願いを叶えてくれたのは、

喪ったあの子かもしれないのです。


しょうがいがあろうがなかろうが、

今、目の前にあるいのちに最善を尽くすこと。


それこそが、

いのちを張って、大切なことを教えてくれたあの子が、

語りかけてくれるメッセージなのかもしれません。





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最終更新日  2007年02月09日 00時06分11秒
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