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カテゴリ:母として 継母として
ここ数日、地域の婦人会仕事でバタバタと気忙しく、更新が滞っておりました。
申し訳ありません。 今日、久しぶりに自閉症協会の座談会に参加いたしました。 しばらくお邪魔しないうちに、若いお母さま方が増えてる~! …と、我が身の衰えを実感いたしました……(>_<) 座談会は、お茶をいただきながら、日頃の悩み、愚痴、疑問などをお互いに語り、 アドバイスし合う気楽な会です。 こんぶの診断でお世話になった支援センターの先生も、 アドバイザーとして参加なさっておられます。 2か月に1回開催しているのですが、ちょっと遠くて、 なかなか気軽に寄れないのが残念です(>_<) (ちなみに片道100キロ弱…) 話題の中心になっていたのは、 最近診断されたばかりの年長のお子さん方の就学問題。 前もって、簡単な事情説明に伺っておいたほうが良いと聞いたけれど、 どのような資料を持って行ったらいいのか、 どのように支援をお願いすればいいのか、 という内容でした。 はぁ~。。。 いつの間にか、そういう時期になっていたのですね・・・。 ちなみに我が家の場合、 基本は、本人の特性と簡単な対応方法を記したサポート・ブックを持参し、 ご迷惑をおかけするであろう特性について、 家庭での対応方法を織り込みながら説明させていただいています。 その上で、全く予備知識がなさそうな先生には、 次男のADHD特性については、えじそんくらぶさんが発行・販売されているリーフレット『実力を出し切れない子どもたち』を、 三男の自閉症特性については、県支部が発行・販売しているリーフレット『ぼくのこと わたしのこと』を、 それぞれの特性に合致しそうなページに付箋を付けて、差し上げています。 診断名は同じでも、その子その子、一人として全く同じ状態の子はいませんから、 我が子をよりよくご理解いただくために、 出来るだけ合理的で、必要最小限の資料で間に合わせています。 今までのところ、先入観なしで、子どもの特性を見抜き、 失敗を糧にして対応方法を編み出してくださる前向きな先生方の恵まれていますので、 基本的に先生にお任せしています。 ひとつだけ心がけていることは、 「いつもありがとうございます!」 と、先生方に、笑顔全開で、元気よくご挨拶すること。 当たり前なことなのだけど、 先生方への感謝と、労をねぎらう気持ちを持ち続けることで、 先生とのコミュニケーションがずいぶんと深まりますから…。 ところで、我が家の最近の悩みは、 こんぶのパニック時の友だちへの他傷(叩く)行為は激減したものの、 大人(担任の先生)へは相変わらず発現していて、 またそれを、先生も善意から受け入れてしまっておられることです。 落ち着いた時ならば、素直に反省し、謝るこんぶですが、 どんな理由があれ、他傷行為を許してはいけません。 最近、反抗期と我がまま増長のW効果で、パニック回数が増えていて、 保育園に迎えに行った時に暴れている状態に遭遇することも、多々あります。 そうした時、必ず、こんぶの叩こうとする手や蹴ろうとする足を抑え、 「落ち着いたら、お話聞きます」と同じ言葉を繰り返しています。 これは、ペアレント・トレーニングにある『ブロークン・レコード』という手法です。 どんな言葉が返ってきても、どんな反応が返ってきても、 敢えて、こちらからのメッセージを繰り返すことで、 それ以外の要求は通らないという限界を知り、次第に落ち着いていきます。 落ち着いたら、まずこんぶの話を聞き、どんなに理不尽な内容であったとしても、 まずは「そうなのね。こんぶは○○がイヤだったんだね」や、「○○したかったんだね」と、 こんぶの気持ちや感情に寄り添います。 その後であれば、こんぶも聞く体制が出来ていますので、 いけないこと、悪かったことなどを自分で発言させ、 この後に取るべき行動について考えさせます。 蛇足ですが、この方法は、こんぶのような特性を持たない子にも有効だと思います。 今日もまた、迎えに行った時、お馴染みの場面に遭遇しました。 こんぶの叩こうとする手足を押さえ、上記の対応をしました。 その様子を見ていた他の先生から、「かわいそう…」という声がかけられました。 表面的にはかわいそうかもしれません。 でも、『叩く』ことを繰り返すという行動強化によって、 それが当たり前になってしまった子どもの将来の方がもっとかわいそうなんです。 自制する力は、おそらく放っておいても、多少は成長はしていくでしょう。 けれど、成長を待って、あらためて教えようとした頃には、 すでに友だちや、周囲の人々の気持ちは、 こんぶから離れてしまっているかもしれません。 そんな悲しい事態を防ぐためにも、 どんなに「かわいそう」と言われても、 母には、パニック時の代替案を教えつつ、 手足を押さえることしかできないのです…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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