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テーマ:男の子3兄弟の子育て(997)
カテゴリ:母として 継母として
先日、我が家のおじいちゃんが酔いの勢いでぽつり、呟いた。
「こんぶが一番、かわいいんだ…。かわいくて、しかたないんだ…」 血の繋がるもう一人の孫、こんにゃくを不憫に思い、 たまご父は軽くショックを受けてた。 こんにゃくは可愛い盛りを迎える前に、 かつてのお母さんとたまご父とでこの家を出てしまった。 この家で、ず~っと愛らしいさまを見せて育ったこんぶが 「いちばんかわいい」のは当たり前だよね。 おじいちゃんの気持ちから出た言葉を、私はありがたく受け取った。 たまご父が動揺した気持ちはよくわかる。 私が今までに感じてきた理不尽そのものだったから。 平等に対応しようと努力していたたまご父の両親には、 本当に心から感謝している。 実家の両親は、たまご父に遠慮して、 がんもを叱りつけることが多く、こんにゃくを叱ることはなかった。 金額は同じプレゼントでも、 向けられる気持ちや笑顔に差がある大人の都合を、 こんにゃくもがんもも、しっかりと感じて育った。 だから、愛情に平等はないということを、 子どもたちはよくわかっている。 たまご父が思うほど、お兄ちゃんたちは深刻には考えていない。 どんなに覆い隠したって、 子どもたちは持ち前の感性で、理解しているから。 おじいちゃんが呟いたひと言。 すごくありがたい言葉だ。 ひとは、愛してる子に接する子もまた、愛しいもの。 愛は、『増える』と同時に『広がる』と思ってる。 だけど、まずはじめに『愛』がないとね。 すべては『愛』からはじまるのだから…。 こんぶのお世話をしているお兄ちゃんたちもまた、 おじいちゃんにとっては愛しい子たち。 おじいちゃんと子どもたちが一緒に過ごすひと時が、 気高く、美しく、貴重で大切な時間になる。 子どもたちも、ちゃ~んとわかっている。 おじいちゃんからの『愛』を…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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