我々は一瞬一瞬に人生を選んでいる
バシャールは、人の精神は刻々違った波長を醸し出しており、一秒前の自分と、現在の自分とは別の人格を持つと言っています。しかし、同じような波長で、同じような人格が瞬間瞬間に生まれているので、統一した人格がそこにあるかのように感じるに過ぎないと主張しています。別の視点から言えば、我々は常に刻々人生の選択肢を迎えています。一瞬一瞬において人生を今のままで変えたくないという選択肢を取る事で、人生を自ら変わらないようにしているのであって、本当は、人間は常に一瞬一瞬に人生の選択肢を迫られているのです。例えば我々は、人生を、「変えない」「変えない」「変える」「変えない」というように選択することで、人生をある方向からある方向へ変化させています。何が言いたいのかと言うと、「人生を変えない」という決断を普段我々はしており、それも大きな人生の選択肢の一つなのです。ですので、人生を変えるチャンスは、普段どこにでも転がっており、それに気づかなかったり、歩みだせなかったりするが為に人生が進展しないだけなんですね。ここで重要なのが、人生の目標であり、日々その人がイメージしている内容です。その人の最終目標たるイメージがしっかりしているからこそ、人生の選択肢を途中で間違えても最終的には正しいゴールに辿り着けるのです。いわば、自己実現の思想で言われている所のイメージの大切さですね。一つの変わらないビジョンがある事で、正しい人生の扉は開かれるようになっているという事です。