テーマ:愛しき人へ(908)
カテゴリ:父の麦わら帽子
「今日、ちゅん太、まだ、ウンチが出てないねん。」
先日、娘は、そう言いながら、ちゅん太のおなかをさすった。 「そういう時は、『へんなれ、ぽんなれ』言わなアカンねん」と私。 とっくに忘れていた言葉が出てきた。 「へんなれ、ぽんなれ・・・」。 「へんなれ、、ぽんなれ??」娘が聞く。 「おまじない。『屁になれ、ウンチ(ぽん)なれ』ってね。」 「じゃあ、『へんなれ、ぽんなれ、へんなれ、ぽんなれ・・・』」と娘は言いながらおなかをさする。 「へんなれ、ぽんなれ・・・」。 私が、小さい頃、おなかが痛いというと、父がそう言いながら、さすってくれた。 父もきっと小さい時、そう言われたんだろう。 父の父もきっと、そう言われたんだろう・・・。 翌日、カレーを作った。 肉の匂いを消すために入れる、月桂樹の葉っぱは、父が育てたもの。 死んで、1年半近くなるが、そこここに、父がいる・・・。 ■2003.06.26 削除していた分を再度アップします。 「へんなれ、ぽんなれ・・・」には、まだ続きがあると、コメントをいただきました。 「へんなれ、ぽんなれ、おおばたけのこえなれ」というそうです。 「屁になれ、ポン(大便の幼児語)になれ、大畑の肥になれ」という意味。 私は、これは聞き始めでした。 当時、生まれて2ヶ月だった、ちゅん太は、もう5歳。 ・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★6月26日*雨の名前:空梅雨(からつゆ)/トリビアの井戸:タソガレの語源 /父の麦わら帽子:目次* UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.27 01:23:48
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