テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
制御不能じゃ。 弱小家電メーカー、木村電器で働く小林・太田・長井の3人組はワンマン社長から、ロボット博での企業広告の目的で、流行の二足歩行ロボットの開発を命じられる。 しかし、ロボット博まであと1週間というところで、制作途中のロボット「ニュー潮風」が大破。 窮地に追い込まれた3人は、ロボットの中に人間を入れて急場をしのぐことに。 問題は、誰が中に入るか。 そこで痴呆の疑いをかけられているガンコ老人・鈴木を起用し、当日も何とかその場を乗り切ることに成功。 だが、鈴木の予定外の勝手な活躍により「こんななめらかに動くロボットは見たことがない」と評判になってしまい…。 「ウォーターボーイズ」や■ハッピーフライト■など、面白い映画を作る矢口史靖監督作品。 面白くないはずがない。 主人公は、ロボット「ニュー潮風」、いえ、ロボットの中に入って、ロボットのふりをする、鈴木老人。 鈴木老人役は、ミッキー・カーチス。 私の年代だと、歌手として有名だ。 調べてみると、年齢のわりに活躍している。 第1回「日劇ウエスタン・カーニバル」でデビュー。 ロカビリー三人男として爆発的なブームを起こし、同年、映画『結婚のすべて』で俳優としてもデビュー。 また“日本初”の音楽プロデューサーとして、ガロやキャロルなどを担当する。 96年『KAMIKAZE TAXI』では、第69回キネマ旬報助演男優賞を受賞。 また、落語家「ミッキー亭カーチス」として立川一門会で真打として落語を披露するなど、多彩な顔を持つ。 射撃、カーレース、宇宙研究から彫金、養蜂まで、幅広い趣味を持っている。 そして本作でいよいよ、本人が昔から憧れていた名前「五十嵐信次郎」として、73歳にして矢口映画の主役を務めることとなる。 老人の哀しさと飄々とした味があるかっこいい役者だ。 することもなく、暮らしていた老人がロボットをめぐって、元気になっていく。 やっぱり、なにか目的を持つことが、老人には必要なのだと思った。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2012年2月15日*新歳時記:バレンタインデー/サルビア歳時記:2月の季語* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.15 21:12:19
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