カテゴリ:環境問題
1990年10月に受けた■みどり学講座■の
■■「第1回 緑の価値を考える。」 ■で当時の大阪府立大学の教授・高橋理喜男氏からもらった資料に次のようなものがあった。 ■「森林の公益的機能の評価」1972年(林野庁)■ *機能の種類・・・評価額(10億円/年) *水資源かん養・・・1610 *土砂流出防止・・・2270 *土砂崩壊防止・・・50 *保健休養・・・2250 *野生鳥獣保護・・・1770 *酸素供給、大気浄化・・・4870(酸素供給のみの評価額) 合計・・・12820(10億円) つまり、森林は、水資源を保ち養い、土砂災害を防ぎ、人々の鋭気を養い、鳥獣を養った上、酸素まで生み出すのだ。 もしも、その設備を、人口で作るとしたら膨大な金額の税金が必要だ。 日本人は、このような森林の価値を知ってか知らずか壊し、新たに「保健のための施設」を作ったり 土砂流出防止のために砂防ダムを作ったりする。 このような行為をマッチポンプという。 そのこころは、自分でマッチを擦って火事を起こして、自分でポンプで消す。 あほらしい。 東日本の復興のまち作りには、是非、森林の公益的機能を評価したものにしてもらいたい。 一般に都市は経済性、効率性、利便性の追求を基礎に成立している。 緑や自然は、そのような論理とは対照的に金銭的計量化をこえたアメニティの価値に深くかかわっており、ゆたかで住みよい生活環境の実現に欠かせない要素であることを再確認するとともに、緑が具備すべき条件を明らかにする。 ■みどり学講座■ by高橋理喜男 ■みどり学■ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2012年3月13日*大阪の地名:「御祓筋(おはらいすじ)」/ちゃんちゃんこ* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.14 20:12:39
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