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カテゴリ:時事ネタ・主張
国は知っていた!できた! でも、やらなかった! 泉南アスベスト禍を闘う 「ゆきゆきて、神軍」で知られるドキュメンタリー界の鬼才・原一男監督が、大阪・泉南地域のアスベスト国家賠償請求訴訟の行方に密着したドキュメンタリー。 全国屈指のアスベスト産業の集積地だった大阪・泉南では、労働者たちが厳しい環境の中で働き、日本の経済成長を支えてきた。 アスベストは吸引すれば肺ガンや中皮腫になる危険性を帯び、国は70年以上前から調査によって深刻な実態被害を把握していたが、アスベストの経済的有用性を優先し、規制や対策を怠っていた。 2008年7月、泉南アスベスト訴訟の原告弁護団活動から撮影を開始し、13年冬にも判決を迎える訴訟の行方を見つめる。 実は、国は70年以上前の1937年から泉南地域を中心とする石綿工場の労働衛生調査(保険院調査)を行い、深刻な被害実態をよく知っていました。 しかし、国は、アスベストの経済的有用性を最優先して、その規制や対策を長期間にわたって怠ってきたのです。 この「国の怠慢」こそが、アスベスト被害をこれほどまで拡大した最大の原因です。 大阪・泉南アスベスト国賠訴訟は、2006年5月、被害防止のための規制や対策を怠ってきた国の 法的責任の明確化と全面的な被害救済を求めて提訴しました。 現在、第1陣訴訟は最高裁判所、第2陣訴訟は大阪高等裁判所に系属中です。 「アスベスト」といえば他人の話と思っていませんか? しかし、アスベストは、極めて身近なもの。 たとえば、渦巻き状蚊取り線香の中には、石綿が入っている(うちのは古いので今は無いかも)し、 うちの家も30年近く前に建てたものだから、保温材として、入っているかもしれない・・・。 名前を変えてアスベストは、私たちのまわりに存在していたのだ。 知らなかったら、渦巻き蚊取り線香の石綿を今も使っていたかもしれない。 古い家を壊していると、骨董好きの私は、近寄っていた。 国にはアスベストが体に悪いと分かっていても、知らされていなかった人々の怒りや悲しみはを想うと胸が痛む。 ■日時:2月15日(土)~21日(金)15:20/17:00/18:40(3回上映) 2月22日(土)~28日(金)13:10/15:00(2回上映) 3月1日(土)~3月7日(金)11:30~(1回上映) ■場所:シネ・ヌーヴォ 大阪府大阪市西区九条1-20-24 シネ・ヌーヴォ 行き方 地下鉄中央線九条駅6番出口・阪神なんば線九条駅より徒歩 電話番号 06-6582-1416 (音声案内) ■シネ・ヌーヴォHP■ ■イベント開催■ *2/15(土)14:00~15:00 原一男監督&原告団トーク *2/16(日)14:00~15:00ゲストトーク *2/17(月)~2/20(木)15:20の回 上映後ミニトーク(ゲスト:原告) *2/21(金)15:20の回上映後 原一男監督トーク *2/22(土)~2/23(日)15:00の回上映後 原一男監督公開撮影 *2/24(月)~2/28(金)13:10の回上映後言弁護団トーク *3/1(土)&3/2(日)11:00上映後 原一男監督トーク ・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2014年2月5日*昭和恋々:下駄* ・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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