テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
あの日海の上で起こったことは、誰にも話してはならない。 不況にあえぐ漁村。 今日もチョンジン号は、一発逆転の夢を見て沖に出たが叶わない。 追い詰められた船長のチョルジュは、中国からの密航者を乗船させる、という闇ルートの仕事を引き受けてしまった。 沖合で密航者と合流し、密航者たちを乗り換えさせて陸へ運ぶ。 簡単に見えた計画は、海上警察の捜査、悪天候に阻まれ、思いもよらぬ事態に陥って行く・・・。 2001年に実際に起こった「テチャン号事件」をベースにした舞台「海霧(ヘム)」を映画化。 作品の最後にハングル文字で文章があった。 あれは、「テチャン号事件」のことを書いているのだろうか? 日本語に翻訳してないのも不思議。 場面が、ほぼ海の上だから元は舞台劇だったのもうなづける。 密航者を引き受け、お金を儲ける。 息苦しいような魚層に入れ、警察の目を逃れる。 賄賂を渡す船長と慣れた手つきでもらう警察。 警察に通報するかもしれない者は殺す。 女性を追い回す男・・・。 この映画は生きるためにする、醜いことがいっぱいだ。 生きるということは、こうも醜いことなのかと思う。 ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.06 00:22:18
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