下北・津軽・八戸 グルメ紀行
正月は、大晦日から、白鳥を描きたくて北へ4日間。下北半島、青森、浅虫温泉、弘前、碇ヶ関温泉、八戸。念願の白鳥は、大湊、浅虫温泉、弘前郊外でたくさん描けた。 さて,今回の旅に関連したなぞなぞ。あの偉大な大英帝国には、偉大な画家や、偉大な作曲家が少ないと言う。なぜか?確か、「パイプの煙」にあった団伊久磨さんの解答。「美味いものを食べない民に、いい芸術は生まれない。」そういう訳で、いい絵を描くには、津軽のうまいものをたべねばならない。向った先は津軽の海鮮市場巡り。連日、名所旧跡そっちのけ。まずは、青森の海鮮市場へ。身が詰まった毛蟹一匹が、たった700円から1000円。待ちきれずに宿の部屋で1個食べた。こんな豪華なビールのつまみはないと思うほどに至福でした! 昼は毎日、津軽の魚市場の、海の幸ふんだんな海鮮定食。なにげなく添えられた焼き魚が美味い!白身の肉に脂がのって、喉元をくすぐる。こんな美味いものを食べたのは初めて。「これ、何と言う魚?」「つぼ鯛の一夜干し」手のひらの2倍くらいのつぼ鯛の干物をたくさん買った。写真の左上の、白身の焼き魚がつぼ鯛の一夜干し。サバとふぐの白身をかけあわせたものより、更に美味しいような味がした。 夜は夜で、雪を踏んで、北国の居酒屋を巡った。大晦日の夜は、大湊でたった一軒開いていた串焼き屋へ。新鮮なカレイのから揚げ・・・骨まで食べれた。八戸では、まずは、津軽三味線を聴ける酒場「杏」へ。髭の店長推薦の白子鍋が、あまりに美味で・・・津軽三味線が始まる2時間前に、すでに出来上がってしまった。、さらにはしごして、情緒ある八戸屋台村へ。細い路地に、どれも雰囲気のある屋台が十数軒。軽く一杯のつもりが・・・津軽美人のお誘いに乗った。おでんとうどん鍋が美味しかった。燗酒や外は寒夜の雪の路地季語が三重重なりなどと野暮なこと、言うなかれ。 以上、津軽グルメ紀行。美味しい四日間でした。