イランの回答期限が迫ってた最終日にこの市場の上げは、今まで何度も地政学リスクなんて言葉が下げの理由として使われていたことを考えると全く腑に落ちません。
鉱工業生産指数も低下してるし、他の最近の指数でも強気姿勢を補強するようなものはほとんど無かったと思うんですが・・・。
最近の相場は本当に方向性に乏しくて、薄商いがその裏づけでもあったわけで、明日からのアメリカその他の反応によっては、もう一波乱来ると思ってます。
ただし、最近のドル(円)安ユーロ高と原油価格の落ち着き様に注意ですが。
イランが濃縮をおそらく停止しないだろうことは雰囲気的に読むことは難しくなかったろうに、なぜドルも原油も下げているのか?
ブラフをブラフとして見切っているのか、アメリカ(やイスラエル)が動けないと確証を持っているのか。
さて、9月を迎えて世界はどう動くのでしょうか。
かなり大きく揺れるかも知れませんね。
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