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Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2006/05/07
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 秋田2日目の5月2日朝。ホテルで朝食を済ませた僕らは、次なる目的地・角館へ向かうため早速、JR秋田駅へ。秋田新幹線「こまち」

 角館までは秋田新幹線「こまち」(写真左)で約45分。「こまち」は全席指定なので、自由席はない。事前に切符は買っていないし、連休中なので少し心配だったが、意外や意外、駅の券売機で簡単に指定席がとれた。

 「こまち」は確か6両編成。しかし号車名はふたケタ。盛岡で八戸から来る東北新幹線と連結して一緒に東京へ向かうためこんな編成になっているとか。最初の大曲(おおまがり)という駅までは、座席が後ろ向きの状態で進む。その大曲駅からは前向きに進行するのが面白い(昔の列車ではよくあったけれど…)。角館の桜

 角館には予定通り、11時前に到着。上り下りとも角館で降りる客が圧倒的に多い。駅前広場はすでに凄い人出。新幹線効果に加えて、映画「たそがれ清兵衛」のロケ地に選ばれたこともあってか、角館は今や秋田最強の観光スポットになっているとか。

 天気はほぼ快晴。駅から目指す武家屋敷の家並みがあるエリアまでは、地図はなくとも、観光客の流れを追って難なくたどり着けた。

 写真では見て知っていたが、武家屋敷通り沿いの見事な咲きっぷりは、息を呑むばかり(写真右)。通りの長さは1km弱。その両側に満開のシダレザクラが垂れ下がっている。陳腐な表現だが、言葉を失うほど美しい。

 シダレザクラと言えば、僕にはやはり京都・円山公園のそれのイメージが強い。家並みの一角にあった説明板によると、このシダレザクラの苗木は、江戸時代、京都から角館に嫁いだ公家の娘が一緒に持ってきたのが起源という。桧木内川沿いのソメイヨシノ

 苗木の成長を見守りながら、遠い故郷を思った娘の気持ちを思うと、少ししんみりしてしまった(あの時代だから、里帰りなどままならなかっただろうし…)。

 武家屋敷をはずれて少し西へ歩けば、桧木内川の川辺に出る。そこはまた素晴らしいソメイヨシノの饗宴(写真左)。川沿いの土手約2kmに切れ目なく連なったサクラはまるでトンネルのよう。

 僕の地元、阪神間・夙川沿いの桜並木も見事で有名だけれど、この角館の土手の桜並木にはおそらくは勝てないだろう。

 さて、桜見物を満喫した僕らは、武家屋敷辺りから歩いて数分のところにある「安藤醤油醸造元」(写真右)へ。ここは嘉永年間創業の老舗だが、今では醤油だけでなく、味噌や漬け物でも有名という(僕は恥ずかしながら名前も知らなかった)。安藤醤油醸造元

 ここで名物の生醤油やそばつゆ、漬け物(いぶりたくあん)、味噌などをお土産に購入。重い醤油瓶は秋田と同様、宅配便での発送を頼んだ。安藤醤油には観光客用の休憩室もあり、ここでは味噌汁や漬け物、お茶のサービスもある。優しい心遣いが嬉しい。

 さて、そろそろお昼時。お昼御飯は、角館で今一番人気のやど「田町武家屋敷ホテル」併設のイタリアン・レストラン「樅の木亭」で。予約が取りにくいので有名なこのホテルだが、レストランのランチは一般利用もOKだ。武家屋敷エリアの外れに位置しているせいか、幸い意外とすいていて、行ってすぐに席につけた。樅の木亭で食べたパスタ

 比内地鶏のミンチと春野菜をたくさん使ったパスタ(写真左)は納得の旨さ。メニューの誘惑に負けて、昼間からつい飲んでしまった地ビール2種「武家屋敷」「しだれざくら」(写真右下)も素晴らしい味わいだった。次回はこのホテルに泊まりたーい。

 昼食後、さらに少し散策をした僕らは、駅までの道のりの途中にあった、八百屋さんに釘付けになった。うるい、こごみ、こしあぶら、ばっきゃ、しどけ、みずの実…等々、ほかにも名前も知らない、見たこともない山菜がいっぱい店先に並んでいる(写真左下)。角館の地ビール

 前日に秋田で食べて感激した「ほんな」も売っている。しかも安い! 行者にんにくなんて、大阪の半額くらいのお値段。家まで鮮度が持つ保証はないが、これは買って食べてみるしかない。数品を買って、持ち帰ることに。

 角館での予定をほぼ終えて、いざ田沢湖へ。田沢湖駅までは新幹線(約10分)でも行けるのだが、あえて各停(4駅)に乗ってのんびりと旅を続ける。ドアにある開閉ボタンを押して乗降する2両編成の電車。方言の飛び交う車内。これもまたいい。

 さて今夜の宿は、駅からバスで10数分、田沢湖畔のホテル「K心亭」。だが、角館泊まりの予定を急遽、変更してネットで探して取った宿なので、気に入るかどうかは未知数だったが、実際泊まってみた僕らの評価は、残念ながら「バツ」。八百屋さんの店先の山菜

 部屋はまずまずだが、部屋食の夕食が最悪(何よりもほとんどの料理が冷えている)。なぜかスイーツ系の品がコースに3つも出てくるセンスには唖然とする。また、この時期になぜかカニが出てきたけれど身に味がない。カニ酢も添えられてないのは一体なぜ?

 風呂(大浴場)の設備も古くていまいち。料金は、1泊2食付きでも約1万6千円も取ってるから、そう安くはない。僕らも最近は、全国各地の「いい宿」に泊まるのに慣れてしまっているから、やはりこのレベルの宿では辛い(ブログで、これほど辛辣に批評するのも初めてかもしれない)。

 という訳で、やはり「旅行するのに泊まる宿の質は一番大切」という教訓を改めて感じた次第。皆さんも、旅をするときは宿選びは慎重に。次回は田沢湖の旅の残りとエトセトラ。引き続き読んでくださーい。

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Last updated  2006/05/07 12:12:28 AM
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うらんかんろ

うらんかんろ

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