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Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2014/12/24
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カテゴリ:BAR
 友人でもある洋酒ライターの石倉一雄さんから、新刊の「東京府のマボロシ」(共著、社会評論社刊)を頂きました。

 石倉さんはこの中の一章で、現代のバーでは欠かせない「氷」という存在が、欧米や日本のバー文化の中でどのように定着していったのか、私たちの素朴な疑問に答える形で、わかりやすく解説してくれています。
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 例えば、リンデ博士の人工製氷機が発明されたのは1876年ですが、世界で初めての体系的なカクテルブックと言われ、1862年に出版されたジェリー・トーマスの「How to mix drinks」には、すでに氷を使ったカクテルがいくつも登場しています。

 また、開国間もない明治初めの日本(1860年代)でも、横浜の居留地のホテルのバーでは、氷が使われていました。では、トーマスや横浜居留地のバーテンダーたちははどのようにして氷を手に入れていたのか。当時はどのように製造・保存・輸送されていたのか。これは私自身も長年の疑問でした。

 そうした謎に対して、石倉さんは数多くの史料・資料を駆使して解き明かしていってくれています。バーテンダーのみならず、飲食業界で働く人なら、ぜひ一読しておきたい渾身の論考です。





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Last updated  2021/07/23 09:37:18 AM
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うらんかんろ

うらんかんろ

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汪(ワン)@ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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