|
カテゴリ:日本SF・ファンタジー
ねじの回転
人類を悲惨な運命から救うため、時間遡行装置による歴史の介入点に選ばれた1936年2月26日、東京。 この日の未明、雪の中で陸軍の一部決起将校が近衛師団の近衛歩兵第三連隊、第一師団の歩兵第一連隊、歩兵第三連隊の1,483名の将兵を使いク-デタ-を起こします。午前5時に一斉に、総理官邸、高橋是清蔵相私邸、麹町の鈴木貫太郎侍従長官邸などを次々に襲撃、警視庁、陸軍省、陸軍大臣官邸、参謀本部を占拠。決起将校は、霞が関から三宅坂周辺を完全に占拠し、「昭和維新」の断行を迫る。 恩田 陸の歴史改変SF長編です。 石原莞爾大佐ら、実在の将校が、時間遡行装置による国連の歴史干渉に翻弄される。 日本の在り方、歴史観を考えさせる作品で、結構緊迫感を持続しながら読了出来たのですが、結局、面白い作品なのかどうか、よく分からない。 あいかわらず、不可思議な読後感を抱かせる 恩田 陸。 奇しくも、建国記念日に読了したので、我が国の歴史の1頁を読み直した気分。 2.26事件は、なにをこの国にもたらし、運命を変えたのか。 そういう事を考えさせる本作は、やはり凡百の作品ではないのだろうなぁ。 イチョウ葉エキス ホワイトコラーゲン 250g 【♪送料・代引き無料♪】大豆抽出物(イソフラボン含有)【ナノコエンザイムQ10】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.02 15:29:31
[日本SF・ファンタジー] カテゴリの最新記事
|