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studio PINE SQUARE

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2015.11.06
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カテゴリ:F1
​​ ​「ジョンの魂」は言わずと知れたジョン・レノンが、ビートルズをやめて最初に作ったソロアルバムだ。
当時受けていた心理カウンセリングの影響で「ジョン・レノン」という人となりを赤裸々に表現したこのアルバムをして名盤とゆー評価もあるが、はたしてホントにそーか?
 その後にリリースされた、さて一人になったら何をやったらいいのかわかんないや、を体現したようなポール・マッカートニーの中途半端なソロアルバムとの比較において、さすがジョン!とゆーことなんだろうけど、ジョンだろうがポールだろうが「名曲はあれど名盤はなし」ってのが持論なもんで、人がゆーほどジョンを評価していない。
(とゆーか、ビートルズ前後で評価を上げてるのはむしろジョージ・ハリソンだな)
まあ、私的ビートルズ論はおいといて「人がゆーほどジョンを評価してない」って括りでハナシを進めるんだが、ここはほぼレースカーブログなもんで、ジョンと言えばお察しのとーり「ジョン・バーナード」である。
晩年の醜いデザインのマシン群のおかげですっかり低評価なんだが、評価の低いジョン・レノンにも「イマジン」とか「マインド・ゲームス」みたいな名曲があるように、ジョン・バーナードにも至宝はある。


FFC1/43 フェラーリ640 "1989年ブラジルGP優勝"
#27 ナイジェル・マンセル

 F1に最初にカーボンコンポジットを持ち込んだパイオニアとして名高いジョン・バーナードの次なる戦略兵器がセミオートマチックトランスミッションだった。
市販車ではとっくの昔に実用化されてるこの技術がレースカーに使えないわけがないとゆー確信のもと開発を続け、さらに開幕ブラジルで勝っちゃったりしたもんだから、テフォッシはみんな期待したんだが、結局半ばシーズンを棒に振っるかたちとなった。
当時、リタイアするたびに嘲笑の的になったセミオートマも、いまではレースカーの基本中の基本な装備だ。
現代F1の始祖として640は、その他のどの車にも似てないデザインとともに私的には孤高の存在であり、それを生んだジョン・バーナードはやはり天才だったか、とはならず、結局その後の640系の活躍はすべて他のデザイナーがうまくアレンジした賜物であり(得てしてバーナードの作品ってそんな感じだよな)本人がデザインした段階では、たいていうまいこと機能しない。
そーゆーとこがダメダメだなあって思うのよね(笑)
とはいえ、1989-91年のマシン群は勝つ勝たないに関わらずとてもカッチョよく、いまだにこれらを超えるグランプリマシンはないね、と断言できちゃう。


BBR1/43 フェラーリ640 "1989年ポルトガルGP優勝"
#28 ゲルハルト・ベルガー

 開幕3戦のあと、早速マイナーチェンジである。
全車NAエンジンとなった89年シーズン、蓋を開けてみれば過給器なしによるパワーロス抑制するために、ほとんどのチームがドライバー頭上にエアインテークを確保するハイインダクション仕様だったのに、前期型640はドライバーサイドにインテークをデザインするバーナードやっちまった仕様(笑)
こりゃマズいと思ったのかどうか、突貫工事で第4戦メキシコGPから登場のハイインダクション仕様。
だけどセミオートマの信頼性獲得には何のカンケーもなく、特にベルガーはシーズン最後半までリタイアの嵐。
(まあ、サンマリノで燃えちゃったしね、640が嫌だったのかもしれないけど)
第12戦イタリアでようやく表彰台に上ると、次戦ポルトガルでこの年唯一の優勝を遂げる。
このGPは、マンセルとともに640が圧倒的に速く強く(マンセル、セナ撃墜!)シーズン最初からこれだったら・・・とタラレバも言いたくなったと同時に策士プロストが加わる来年こそと思わせた。


F1スペシャルズ1/43 フェラーリ641 "1990年ブラジルGP優勝"
#1 アラン・プロスト

 今年こそ赤白マシンに引導を、といやが上にも期待が高まった1990シーズンだったけど、ふたを開ければ仏伊の混血児がシーンを引っ掻き回わされたりして、出来の悪い赤白マシンの後塵を拝した開幕戦だったが、セナの本拠地では優勝をかっさらった(とはいえ、セナ・ナカジマの接触アクシデントの結果だけど)
640っぽいサイドポンツーンフォルムとエアアウトレットに641/2に先んじたインダクションポッドを持つ暫定改良型。
数多のフェラーリグランプリカーのうち唯一フィアットが青くないマシン。
創始者ジョン・バーナードはすでにチームを抜け、エンリケ・スカラブローニとスティーブ・ニコルズによる作品その1である。


アイドロンフォーミュラ1/43 フェラーリ641/2 "1990年日本GP"
#1 アラン・プロスト

 フィアットが青に戻って、マシンのエッジ各部が緩く丸くなったエンリケ・スカラブローニとスティーブ・ニコルズの作品その2。
丸い印象のフォルム以外にも、エアアウトレットやリアデフューザーの改良、更にフロントウイングにボーテックスジェネレーターを装備した最強版。
第3戦サンマリノで早くも登場し、メキシコ・フランス・イギリスと破竹の3連勝で赤白マシンを追撃し、あと一歩のところでセナの特攻自爆に沈んだ日本GP仕様。
フェラーリのチーム100勝でもあるフランスGP仕様も持ってるけど、ここは歴史に残る泥沼戦の鈴鹿仕様で。


マテルエリート1/43 フェラーリ642bis "1991年モナコGP3位"
#28 ジャン・アレジ

 オフシーズンの絶好調さをうけて、ホントに今年こそ!と思わせた1991年は始祖から数えて3代目、孫機の642だったが、フロントウイングの幅と地上高変更、リアウイングの前後位置変更などの新レギュレーションに対応できず(何故オフシーズンテストで気付かない!)空力バランスの崩れたドライブしにくいクルマに成り果てて、第3戦サンマリノで早くも(付け焼刃の)改良を施したのがこの642bis(bis:次に、の意)
見てのとおりサイドポンツーン形状が一昔前のコークボトル形状(これもジョン・バーナード発信だ)に戻り、どうにももっさりとした印象(嫌いじゃないけど)
デビュー戦サンマリノからして、プロストがフォーメーションラップ中にスピンリタイアと、もうどーしょーもないスタートで、心機一転どころか、早々にウィリアムズFW14のフロント部分を無理やり取ってつけたようなブランニュー643に代替わり。
これはスティーブ・ニコルズとジャン=クロード・ミジョーの作であり、ここにジョン・バーナード由来の稀代の名車640の系譜は途絶えることになる。
以上、一大叙事詩「ジョンの魂」は一巻の終わりぃ~ってことなんだけど、ここまでくるとどーしてもロベルト・モレノの639、どーしても欲しくなるよなぁ!
スパーク(ルックスマート)で出さないかなぁ(切望)





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Last updated  2021.07.29 23:48:16
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