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カテゴリ:お出掛け
土木コレクションの会場の、割と広いスペースを占めていたのは新宿駅に関する展示でした。今回のテーマに鉄道というのが入っているからかな? 先ずこんな感じに年表、新宿駅なんてまだ無い、宿場が出来た時から始まってる。 大分端折ったが、展示は江戸時代→1885~1900→1900~1925→1925~1940→1940~1955→1955~1975→1975~2000→2000~2016という流れ。駅の拡幅工事とか国有化とか路線開通とかの出来事は表記されてたんだけど、1945年の空襲での駅舎消失とか、1961年に火災で南口が焼失した話は書いてなかった。そういうのもちゃんと載せておいた方がいいと思うんだが。 其々の年表のパネルの下には段ボールで高低差を表した模型?が展示されてた。 これは江戸時代。当然鉄道はなく白い線は上が青梅街道で下が甲州街道を表してる。 1885~1900、初代の新宿駅。まだちっちゃい。手前にポツンとある凸型のは多分関係ない。 1900~1924、既に結構大きくなってる。見難いけど青梅街道や甲州街道を路面電車が通ってる。 で、大きく飛んで2000~2016、甲州街道の南側にバスタ出来てる。 この段ボールの模型を見てて一つ気がついたことがる。江戸時代とか初代新宿駅の頃、青梅街道の少し北側に窪地ある。で、各年代のその窪地に注目すると・・・ 1900~1924、青梅街道(左側の上下に通じてる道)から分岐してきた。 1925~1940、道幅多少太くなった?あと新宿駅に向かって道が繋がってる? 1940~1955、大分道幅も太くなり、東方向へ道が延びた。この分岐して拡幅されて延伸した道、今の青梅街道と靖国通り、そして線路を潜るところが大ガード。昔の青梅街道は今の新宿通りね。 あと、多分今回のメインの展示なんじゃないかなって思うんだけど、 こういうやつ。製作者代表の方は新宿駅の構造に関する本を書いている大学の先生らしい。頂いたパンフレットによると、他にも東京駅や渋谷駅の模型も作ったことがあるらしい。パンフレットを配ってた方(学生さん?)に聞いたところ、この模型もここでの展示が終了したら解体してしまうらしい。で、またどこかで展示する機会があればまたそこで組み立てるのだそう。 100分の1の大きさなのに、私のコンデジでは全景を納めることが出来ない・・・(すごーく遠くからなら入るだろうが)。新宿駅構内+地下で繋がってる場所が再現の範囲かな。手前の左右に延びるのがサブナードで、左側の階段(階段は黒く塗られてる)でメトロの地下道に接続して、その向こうが新宿駅、一番奥にバスタがある。サブナードの右端で西武新宿と接続してる。 西口の、青梅街道より北側から見た新宿駅。西口バス乗り場から右に延びる道は都庁方面への道。いつの間にか地上に出てしまう辺りまで再現されてる。左側の地下への長い階段は大江戸線の新宿西口駅。 西口から東の方を見る。地下で繋がってる範囲なので、新宿三丁目駅周辺もある。黄色い円の中心から左下へ向かうのが丸ノ内線、右下へ向かうのが副都心線、左上に向かうのが都営新宿線。 南口の跨線橋の西詰あたり、地上で言うと交差点の角のファーストキッチンの下くらい?新宿駅から都営新宿線やら京王新線乗ると随分深いなぁって思うけど、大江戸線は更に深い。バスタとの高低差がもの凄い。 新宿駅の南口のコンコース。細かい通路とか、新宿駅が分かった上で見るとこの上なく面白い。コンコースの上を通過してる通路は多分ミロードの下を通って西口に抜ける道(カリヨン坂)で、下の方の一番手前の通路(クランク状になってる)は京王の地下食品売り場をかすめて西口に抜ける道だと思う。 すべての個所ではないと思うけど、基本的には上階の床を柱と階段で支える構造になってるんじゃないかな?おそらく釘とかほとんど使ってないんじゃないかと。 この模型がとにかく凄く面白かった。知ってる駅で模型と実物を比べることが出来るからなんだと思うけどね。見た瞬間に、「ダンジョンだな、これは」って思った。本当にいつまでだって眺めてられそうだった。欲を言えば、1m位でいいから高い所に上がって俯瞰したかった。高低差を感じるには同じ高さから見るのはいいんだけど、平面的な広がりを見るにはこの模型(新宿駅)はちょっと大きすぎたから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.06 10:28:01
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