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とうとうアニメ化され,テレビ放映も始まった「スケット団」の18巻を読んだ。
○ストーリー スケット団のボッスンは,生徒会役員で1年生の忍者の末裔・キリとヒメコが付き合っているのではないかとヤキモキする。部室のボヤ騒ぎもあり,スケット団は一時的に生徒会執行部室に同居することになり,トラブルの種は尽きない。 ----------- ワリと地味に始まったなあ,という印象なのだが,「SKET DANCE」がテレビアニメ化された。学園ギャグマンガ,時々シリアスという,ある意味マンガとしては王道なのだけど,逆に言えば知らない人には魅力が伝わりにくい欠点もある。 ○○して地球を救うとか,○○○のトーナメントで世界一を目指すとか,一言で伝わるキャッチーな部分があればいいとも思うが,残念ながらそう言うのは1つもない。 30分が1つの話だった第1話と比べ,第2話は「ペパーミント侍」と「ヤバ沢さん」の2つの話を15分ずつつないでいた。この作品の面白さは,こうしたヘンなサブキャラにもあるので,どんどん短い話で多くのサブキャラを紹介してもらいたい。 早いうちに,この作品の不思議なゆるい味わいが伝わるようにしてもらいたい。 ----------- 16巻,17巻とややこれまでと雰囲気が変わってきている気がしていて,18巻でも前半は同じ印象だった。とくにボッスンとヒメコが,互いに男女として意識してしまう辺りは,作品のジャンルが変わってしまうようでイヤだった。 だが後半になり,ギスギスしている生徒会との対比で,ゆるーいスケット団の雰囲気がうまく出てきて安心した。 定期的に登場する山野辺先生のヘンなゲームの話があるのも良かった。しかも生徒会とスケット団の同居のきっかけになっている,というなかなかオツな設定だった。 やっぱり面白いなあ。 ----------- 18巻でのオススメは, 「さぐりあい本音」:部室で飼っているフクロウのホースケの思考を読み取り,翻訳して画面に出す機械を発明したスイッチ。さっそく試運転をしたが,その機械はスケット団の3人の思考も読み取ってしまうのだった。・・・ちょいSFの入った典型的なギャグストーリー。ボケが絶妙。 「サビシンボーイ」:キリとヒメコが付き合っているとカンチガイしたボッスン。・・・ボッスンの行動が小学生っぽい。いいなあ,ボッスンとヒメコの距離感。 「燃えろファルケン!」:山野辺先生がスケット団にファルケンというゲームを紹介する。初めはバカにしていたスケット団だが,持ち前のノリの良さで,あっと言う間に一流のファルケニストになる。だが・・・出た!謎のゲームネタ。外部との対戦がなかったのは残念だが,その後につながる展開となる。 「ルームシェア・スラップスティック」「トラブル・ロール・リバーサル」:スケット団は,生徒会室の隅っこに間借りすることとなった。だがいつものようにボッスンと椿がいがみ合いを始め,勝負をすることとなる。さらには2人は立場を入れ替えることにしたが・・・代替わりした生徒会執行部も悪くないなあ,と思った。椿の方が馴染んでたなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.16 23:01:26
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