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2012.02.24
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「弱肉強食は言葉のチカラで変えられないのか?」という素直な疑問をテーマにした,雷句誠のマンガの8巻を読んだ。

○ストーリー
ヒトの子供・タロウザはつらい体験を通じて,ますます弱肉強食のルールに縛られている〈どうぶつの世界〉に対して疑問を抱くようになる。そして前巻から8年後,16才となったタロウザは,世界を変えるために伝説の〈バベルの塔〉を目指す。その前に立ちはだかったのは,かつてタロウザと暮らしていたヒトの少女・カプリだった。

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タロウザを決定的に変えてしまったのは,実はこれまでこの物語で何回も描かれたシチュエーションが理由だった。誰でも実際に自分に不幸が訪れないと,本当の理解は出来ないということなのだろうか?

7巻で圧倒的なチカラを見せたギラーとキメラたちだったが,何らかの理由でしばらくタロウザたちの村を侵略することは控えていたらしい。

タロウザたちは,ギラーのことを忘れたように,復興した〈どうぶつの村〉で暮らしている。だからタロウザを変えたのは,ギラーという世界の敵の存在ではなく,ごくフツーの不幸な状況だ。

でも,それって自分の実体験でしか経験が共有できないってことだから,言葉のチカラを否定してしまっていない?この作品のテーマの根幹と関わる問題のような・・・考え過ぎだろうか?

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この巻では,弱肉強食を肯定するヒトの子供・ジュウは登場しない。残りの4人のヒトの子供(もう子供ではないけど)は登場する。

旅から戻ったタロウザとリエムの再会,そしてタロウザとカプリの再会が,この巻の重要な場面となっている。

タロウザがいない間に,リエムとカプリはそれぞれ異なる決断をしている。今後,3人が和解することはあり得るのか?そしてそこにジュウはどのように関わってくるのか?

「金色のガッシュ」でも,敵味方の関係を複雑に描いていた雷句誠なので,この辺りの心の動きはお手の物だ。今後が楽しみなポイントだ。

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1つ気になるのは,合成獣キメラが登場すると,ホラーSFのようになってしまうことだ。物理法則からして超越しているような表現があるのだが,この存在を動物たちが自分の身体だけでぶつかっていく,というバトルにはどうしても戸惑ってしまう。

あまり”何でもあり”の存在にしないで,もう少し”ゴリラ+鷲”とか,フツーの存在と地続きの怪物にした方が,この物語とマッチしたような気がする。

私見だけどね。









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Last updated  2012.02.25 17:54:48
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