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テーマ:最近観た映画。(39243)
カテゴリ:映画を観たよ
あの「愛と誠」を過激にアレンジした映画を観た。
○ストーリー 早乙女財閥の一人娘・愛は,幼い頃スキーで転落をし,危ういところで地元の少年に救われる。だがその際に,少年は眉間にひどいケガをしてしまったのだった。高校生になった愛は,ある不良少年の眉間にその時と同じ傷があることに気付き,彼を更正させるために名門高校へと編入させるのだが・・・ ------------ 言わずと知れた「愛と誠」を,70年代歌謡曲を使ってミュージカルに仕立てた,というトンデモ映画だ。フツーのミュージカルと違って,歌っている本人以外は,ツッコミを入れたりするので,もう自虐的にやってるんだなあ,というのが伝わってくる。 そんな照れがあるならば,ミュージカルになんてしなければいいのに,とも思ったが,実はモロツボにはまって,めちゃくちゃ楽しんだ。 いまどき「純愛」なんてベタなテーマを語るのに,ミュージカルというリアルさのカケラも無い手法を通じて行うという解決には,「その手があったか?!」と驚いた。 そうすると違和感なくこのテーマを語ることが出来るから不思議だ。 ------------ 主役の愛と誠を演じる,妻夫木聡と武井咲はよく頑張っていると思う。眉間のキズはほとんど見えないけど,そんな設定だっけ? あと「まるで○○○○だな」と言われると,スーパーサイヤ人になるのもそんな設定だっけ?(誇張入ってます) 愛の両親が出て来て,舞い踊っているシーンを観て,「あー,もう原作から離れていくんだな」と思ったが,その後,原作通りの方向に軌道修正された。 ------------ 岩清水弘を演じる斉藤工,高原由紀を演じる大野いと,座生権太を演じる伊原剛志,ガムコを演じる安藤サクラなど,共演者たちの方が,ある意味照れずにミュージカルを演じていた。 この中で,安藤サクラのガムコが迫力満点。よくあのサンダルで踊れる。 ------------ 70年代だけあって,全体的に男も女も髪の毛がうっとうしい。 前髪やたらと顔にかかりまくりだ。床屋に行きたくなった。 ------------ この映画に出てくるような新宿歌舞伎町の風景って,僕にとっては「大人になったら飲みに行くところ」の原風景なんだと今回自覚した。 今になってB級居酒屋を探求しているのは,この時の風景を探すためだったのか!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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