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2020.09.01
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カテゴリ:ばくばく冒険小説
矢作俊彦の冒険小説の完結編を読んだ。
〇ストーリー
元の上官・スペード卿のウェザビー卿への攻撃は失敗に終わった。返り討ちに会ったスペード卿の身分はく奪されてしまったが,傭兵のジョウだけはそれに納得が行かない。彼は地道な調査を重ね,ある絵画が2人の事件の影にあることを知る。そしてジョウは,ニューヨークでかくまわれているウェザビー卿を襲い,その絵画を強奪する計画を立てる。徐々にジョウの元に,元の同僚が集まり,計画は実行に移された。だが・・・


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誤解を恐れずに語れば,この作品はぶつ切りのシーンで重ねられている。キャラクターが現れ,会話をして,行動をする・・・状況を説明する文章はほとんどなく,いくつものシーンがつながって行くことで,徐々に読者はジョウや仲間たちの考えていることを理解していく。

かろうじて狂言回し的なCIAのクリス・アッカーマンがいることで,ジョウたちの行動が読者にも分かるように解説されるが,全体的には説明がなく物語はどんどん進む。

これが矢作俊彦が理想とする冒険小説なんだろうなあ。


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高層ビルに潜み元軍人に守られているウェザビー卿をあぶり出すために,ジョウは2つの計画を決行する。それらは成功したのだが,結果は彼の思惑とは異なってしまった。

状況を打開するためには,「ブロードウェイに戦車を走らせる」ことが必要だというセリフが登場する。果たして,ジョウたちが選んだ計画とは?・・・これはぜひ読んで確認してもらいたい。ところどころ時代は感じてしまうが,今映画化しても決して古臭さはないと思う。


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ジョウたちの計画は,KGB,MI6,FBIなどに阻止されようとし,CIAには支援される。とにかく直前まで気が抜けず,いくつも不測の事態が起きる。

そんな緊張感の中でも,ジョウはCIAをからかい,旧友と再会し,そしてかつての恋人とよりを戻す。どんだけ体力あるんだよ。

でもカッコ良いからゆるす。


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勝手に元傭兵たちは全滅するんだと思っていた。どうなったかは,これも読んでみてのお楽しみ。

そして映画のようなラスト。やっぱりこれを使うよな,というところでアレを使い,〇〇を成功させつつも,落ちていくジョウ。どうなっちゃう?

日本にも冒険小説を書ける作家は確かにいた。





























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Last updated  2020.09.06 15:39:35
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