ルパン三世【霧のエリューシヴ】TVSP19(2007年)
ルパン三世【霧のエリューシヴ】TVSP19(2007年)[本編92分]<原作>モンキー・パンチ<監督>増田敏彦<登場人物>ルパン三世次元大介石川五ェ門峰不二子銭形警部魔毛狂介(科学者)不二子の子孫お不三(不二子の先祖)タカヤ(船頭)タカヤの父イセカ(シャイン家・女王)ハサマ(シャイン家・宰相)エシカ(ノース家・当主)オビタキ(ノース家・宰相)<ストーリー>2007年夏、北海道の霧多布岬沖、不二子が言う伝説の「天にそびえる眼 その懐に青き炎 竜の角砕けるとき、白きたまゆら時を貫く」の時を超えるお宝の手がかりを求めて海に潜っていたルパンと次元は、沈んだ女神像の頭を発見した直後、銭形警部から追跡されて逃走し、五ェ門と合流して灯台に辿り着いた。そして、ルパン、次元、五ェ門と銭形警部は、灯台に現れた魔毛狂介によって、神火を使う民シャイン家と狩猟民族ノース家が対立する500年前の時代へ飛ばされた。ルパン、次元、五ェ門はシャイン家の兵士に捕まり、海底で発見した女神像が建つ城塞の牢獄に入れられ、銭形警部はノース家に捕まった。牢獄のルパンたちの前にタイムマシンで魔毛狂介が現れた。魔毛狂介は、2854年生まれのタイムマシンを完成させた科学者であり、恋人をルパン三十三世に奪われた恨みから、ルパン三十三世の祖先であるルパン三世を消して、子孫の三十三世が存在しないことにしようとしていた。牢獄を脱出したルパン、次元、五ェ門は、強力な武器である次元の拳銃を盗もうとするノースの間者(スパイ)から襲われていたシャイン家の女王イセカを守った。そして女王イセカは拳銃が災いとなることを懼れ、ルパンたちを島から追放した。拳銃がノースに渡ることを懼れた宰相ハサマは、ルパンたちを部下に襲わせたが失敗した。ルパンたちは知り合った船頭タカヤの家で世話になり不二子が言っていた伝説の時代にいることを知った。「天にそびえる眼 その懐に青き炎 竜の角砕けるとき、白きたまゆら時を貫く」の青き炎は、青い炎の形をした女王の首飾りで、龍の角は、先祖が竜といわれている女王イセカであるという情報を船頭タカヤから得た。そして城塞に再潜入したルパンたちは、一足先に首飾りを女盗賊お不三に奪われた。ルパンは女盗賊お不三を追って首飾りを奪ったが、現れた魔毛狂介によって、首飾りはただの宝石で何の力もないことが判明した。再び現れた魔毛狂介は、不二子の先祖の女盗賊お不三を殺して、ルパン三世の時代の不二子を消すと警告をした。 そして魔毛狂介は、自分以外に時を移動している人物がいることを知り、自分が消される前にその人物を消そうとしていた。その後、五ェ門が女王イセカの用心棒を頼まれ、島で自由となったルパンたちは白きたまゆらを探す。神火と言われている天然ガスが出るシャイン島のシャイン家は、夜も明るく、冬も暖かく豊かな生活だったが、対岸のノース家は、雪の中の狩りだけの不安定な貧しい生活だった。シャインとノースは戦を繰り返し、ノース家当主のエシカは戦を望んでいなかったが、宰相オビタキは銭形警部から奪った拳銃でシャイン島の奪取を狙っていた。平和を望む女王イセカは、天然ガスをノース家まで送る方法を考えていた。盗聴していた女盗賊お不三を捕まえて手を組んだルパンたちは、船頭タカヤからノース家に奪われた白い弓矢の奪取を頼まれ、ノース家の砦に侵入する。そして五ェ門はノース家当主エシカに、女王イセカが望む和睦を伝えた。ルパンと次元と五ェ門はノース兵から逃げて退却したが、ノース家の隊長だった父を宰相オビタキに殺された船頭タカヤは、敵討ちに失敗して女盗賊お不三に助けられて退却した。退却後、敵討ちの為に白い弓矢の嘘をついた船頭タカヤに対して、女盗賊お不三は敵討ちの無意味さを伝えた。ルパンたちは、魔毛狂介から3日後の女王イセカの死を告げられ、女王イセカの死で宝が永遠に失われる前に発見しなければ、不二子を消すと警告された。ルパンは、女盗賊お不三と船頭タカヤの協力で、ノース家の牢屋に囚われていた銭形警部を救出して女神像に来させる。そして偽物の白きたまゆらで魔毛狂介を誘き出したルパンたちは、偽物の白きたまゆらを使ったトリックで銭形警部が消える瞬間を見せた。時を超える宝を入手したように見せかけたルパンは、お不三に手出ししないことと現代に戻すことを条件に交渉し、白きたまゆらを渡す瞬間に倒す作戦だったが、銭形警部が邪魔して作戦が失敗し、魔毛狂介に逃げられた。騙されて怒った魔毛狂介は、ノース宰相オビタキに機関銃を渡しシャインを攻撃させる。そして海水が引いてシャイン島が陸と繋がる夜明けとともに決戦が始まった。シャインとノースの戦いが行われている中、ルパンと次元は宝蔵で仕掛けを準備し、五ェ門は女神像の上から和睦を訴える女王イセカを護衛する。シャイン家の女王イセカの和平案をノース家の当主エシカが受け入れて戦を終了させたが、魔毛狂介は女神像内部にミサイル攻撃をした。ルパンは攻撃を続ける魔毛狂介に「天にそびえる眼 その懐に青き炎 竜の角砕けるとき、白きたまゆら時を貫く」を説明した。天にそびえる眼は、女性像、その懐に青き炎 竜の角砕けるときは、女王の首飾りに反射した光が竜の角を貫くこと、白きたまゆら時を貫くは、白きたまゆらを砕けた角にはめ込むこと、を伝えた。そして説明を受けた魔毛狂介は少し前にタイムマシンで戻り、宝蔵でルパンが白きたまゆらを入手する瞬間に奪い取った。そしてルパンは準備しておいたドミノ倒し仕掛けで魔毛狂介を倒しタイムマシンを奪った。タイムマシンを奪われた魔毛狂介は、女盗賊お不三を人質に交戦するが、船頭タカヤの活躍で失敗して逃走した。そして女神像の崩壊が始まり、五ェ門が取り残された女王イセカの救出に間に合わず、海に沈む女性像の女王イセカをルパンがタイムマシンで救出し、人々は奇跡を目撃した。そしてルパンたちは伝説の宝の意味を知った。五ェ門は、女王イセカから護衛のお礼として青い炎の形の首飾りを受け取り、女盗賊お不三は、タイムマシンへ乗る五ェ門から青い炎の形の首飾りを掏った。そしてルパン、次元、五ェ門と銭形警部は、タイムマシンで現在に戻った。現在に帰り、不二子のクルーザー近くに落下したルパンたちは、銭形警部から逃走中、不二子の家に代々伝わる首飾りを目撃した。五ェ門は、女王イセカから贈呈された首飾りを女盗賊お不三に盗まれていたことを知った。そして2883年、魔毛狂介は不二子の子孫をルパン三十三世に奪われた。ルパン三世 霧のエリューシヴ [ 栗田貫一 ]