あれから1年
大好きな鈴が旅立ってから一年がたちました。あっという間の一年でした。鈴が逝ってしまってからも、フードを食べる音とか、足音とか、足元にすり寄る気配など毎日感じていて、そのたびに泣いてしまって、これがペットロスと言うのもなのか???とか思っていましたが、不思議なことに初盆を過ぎたころから減っていきました。私が落ち着いたのか、それとも鈴も落ち着いたのかなぁ・・・。今年になって春が訪れた頃から、毎日の気温や空気の匂いで鈴の闘病生活のことを思い出すことが増え、それと同時に時折また鈴のため息なんかが聞こえるようになりました。が、今ではそれもなんとなく落ち着いてとらえることが出来ると言うか・・おやおや、鈴さんはまた遊びに帰って来たのかね、と笑えるようになりました。毎日お線香をあげて水をかえて話しかけて、「おはよう」を言って「行ってきます」や「ただいま」や「おやすみ」も言って。他にもいろいろ話しかけて。姿が見えないだけで、鈴が元気なころとあまり変わらない気持ちでいられるようになりました。でもやっぱりまだ時々泣いてしまいますけどね。この日記を書こうと思って、鈴の写真を探していても、新しい写真がない、という当たり前の事実も、まだなんだかちょっぴり不思議です。鈴のハウスの天板の上もまだ写真やら遺骨やら花瓶やらで祭壇状態のまま。いつまでもこのままじゃ鈴にとってよくないのでは?と迷う気持ちもありながらも片づける気になれません。いつかはもう一度ちゃんと御経をあげてもらって、蘭姉ちゃんと一緒にお庭にいてもらわないといけないんでしょうが、なかなかねぇ。蘭ちゃんの時も決心するまで8年かかったので(^_^;)鈴のももうちょっと先になりそうです。去年の今ごろは鈴のこともあったし、夫も心臓の手術をしていたり、長女の病気の具合も悪かったりでなんだかもう自分でもわけがわからなかったのですが、それでもなんとか一区切りつけられたのは、実はMIKIさんにいただいたチャコちゃんのお写真のおかげなんです。「日記にアップさせてくださいね」とお願いしたのに、実に1年間もそのままにしてしまいました。すみません・・・・鈴と一緒に生まれた姉妹犬のチャコちゃん。当たり前だけどソックリ(笑)逆立ちチッコだって同じです。高さが鈴より高い気がするわーー。この角度の写真、なにも言わずに家族に見せたら、全員が鈴と間違えました(笑)チャコちゃんの赤ちゃん♪~~~~~~鈴と一緒に生まれてきたチャコちゃんが、こうして鈴と同じ血を、命を、繋いで行ってくれています。ありがとう。鈴の病気に関しては、本当に後悔することが見当たらなくってどうしようもなかったと思うのですが、ただ一つ思い残すことと言ったら、鈴の子犬がいなかったこと・・。鈴が怖がりだから、体が小さいから、とどうしても決心出来なかった出産。鈴が逝ってしまってからは、やっぱり鈴の子犬が欲しかった・・・と、そこだけ後悔していました。でもでも、チャコちゃんがちゃんとお母さんになってくれています!それを聞いて、写真を見せていただいて、なんかそこですごく吹っ切れた気がしました。ワンコのいない生活なんて耐えられるわけない!と思っていましたが、鈴がまだ傍にいるような気がする間は、また子犬を飼う気にはなれません。それでもペットショップとかついついのぞいちゃうんですけどね。かわいいなー、と思う子がいたりすることもありますが、鈴と一番仲の良かった次女も「鈴さんが可哀想だから子犬はいらない」と言っていますし、わたしも同じような気持ちのうちはまだまだ無理でしょうね。一年たって、少しずつ、少しずつ、ですが。人間も、鈴も、落ち着いてきてます。