久坂部羊『大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す』幻冬舎新書
最近TVドラマにもなってきた久坂部羊の新書である『大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す』(幻冬舎新書) 2006年11月、を図書館で見つけて読んだ。<目次>第1章 「大学病院だから安心」ではない第2章 大学病院の言い分第3章 大学病院は人体実験をするところか第4章 必要悪「医局」を崩壊させたのはだれか第5章 先祖がえりした新臨床研修制度第6章 産科医、小児科医につづき、外科医もいなくなる第7章 大学病院の初期化が必要”久坂部羊”は、もちろんペンネームで、大阪府南部出身で『白い巨塔』のモデルである阪大医学部卒の医者(1955年生まれ)で作家。医者としては近年は老人医療(勤務医)に関わっているらしいです。幻冬舎から出ている著者の小説は2冊読んだことあるが、全部クセのある内容ですな(笑さて、この新書は大学病院や医局を知りたい人や患者にはタメになる本です。医局から距離を置いている筆者だから書ける内容だが、文中「医局には毎年、(今も)金を払っている」表記があるから現役の医者だと医局と関係は続いているんですかねえ。 読んで損は無いでしょう。人気ブログランキングへ