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カテゴリ:ロワール
久しぶりに凄いロワールの赤ワインに出会いました。 ロワールとは思えない豊富な果実に驚かされます。 こんな肉厚で繊細で美味しいピノ・ノワールがロワールで生まれるなんて想像していませんでした。 ブルゴーニュの一級クラスの畑と同じスケール感を持っています。 実に不思議なワインです。絶対にブラインドで当らないと思います。 1328とはこの畑の地番だそうです。1981年に植えた葡萄から作られ、既に樹齢は30年を超えています。 畑は Marigny-Brizay と言う場所でシノンより少し南です。歴史のあるワイン生産地ですが、こんな無名な畑からこれだけ驚くワインが生まれるとは・・フランスワインの奥の深さを思い知らされます。40年近くワインの勉強していて初めて聞いた産地です。 ビオ認定ワインですが、丁寧に作られ、衛生的に管理されているのでビオ的な異臭は全くありません。 口一杯に広がる果実感がこのワインの特徴です。そして抜栓して3日経ってもワインの味が落ちません。通常のピノ・ノワールは3日も経つと酸化臭が強くなって美味しくありません。甘い綺麗な果実味とその果実に巧く包み込まれたタンニン、そして適度な酸味、余韻にはある種動物的な軽い獣の様な香りも持っています。 今すぐ飲んでも美味しいですが、10年後も楽しみなワインです。 このワインを飲んでいたら、ジロールやセップを使ったパスタや子牛のソテーを食べたくなって来ました。 販売店資料より アンペリデはフレデリック・ブロシェによってマリニー・ブリゼに創設されフランス西部ポワティエ市の近く、ロワール渓谷の最南端ヴィエンヌ地区に位置 しています。 近代の特性と伝統の才能 を活かし、アンペリデは、畑と自然への敬意を持ってワイン造りを行っています。ロワールのワインはリーズナブル系のワインが多いのですが、アンペリデのワインはこの価格帯としては突出したコストパフォーマンスの高さです。非常に現代的で誰が飲んでも文句のつけようのない完成度の高さ。クロ・ド・ティエ・ブッフのようなスタイルとは違いもっと国際市場を意識した造りですが、正直この価格帯でこのようなワインはあまりありません。ラングドックのテラス・ド・ギレムに対抗するワインとしてワインホリックの定番ワインとなるはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/11/25 05:02:14 AM
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