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カテゴリ:社会問題
私:11月11日(土)の「たけしの日本教育白書」は長くて、チョコチョコ見るだけだったが、面白い点が2点、知的興味を引いたよ。 A氏:俺も全部ではないがつい見ていたが、特に気になったことはなかったね。 私:二点のうち一点は、イギリスの合宿のパブリックスクールで行っているエリート教育を紹介していたときのたけしのコメントだね。 A氏:パブリックスクールの教育は、ジェントルマン育成教育だね。 ここではいじめは考えられないだろうね。 私:これに対して、たけしが「彼らジェントルマンは東洋を植民地化し、中国にアヘンを流し、残虐な行為を密かにした。」というようなことを例の毒舌で言っていたね。 生放送だから、モロに出たね。 A氏:なるほど、彼らしい毒舌だね。 君の日記でもイギリス人のいやらしさはふれているね。 本音だね。 私:「父親たちの星条旗」の原作になっている「硫黄島の星条旗」では日本兵はヨーロッパの戦場では考えられないような卑怯な戦い方をしたとある。 欧州での戦争と違うという。 例えば、衛生兵は赤十字マークをしているから敵でも撃たないというルールがある。 それを日本兵は守らない。 勝つためにはあらゆる手段が正当化されると批判的だ。 A氏:訳者はあとがきでそれは原爆を落としたりしたアメリカでもあったことだと書いているね。 君の日記でも残虐行為はどっちもどっちだとあるね。 もっとも日露戦争では、戦闘途中で休戦があり、その間、戦死した死体を引き取るという紳士協定があったようだがね。 私:もう一点は、爆笑問題の大田が言ったことで、たけしの毒舌漫才のすごさは建前の裏にある本音を表に出したことだという。 それを、建前を基本にして育った大田世代は新鮮に映ったという。 問題は、今はその建前すらなくなって育った世代ではないかという指摘だ。 A氏:なるほど、鋭い指摘だね。 金の余裕はあるのに、給食費すら払わない親がいて、ぼかしでテレビの取材にも応じていたが、建前からくる「恥」すらなくなったね。 ギラギラした自己中心の損得だね。 私:その親が「義務教育だから給食費はただでいいんだ」という一見論理的な説明をしていたが、義務教育の義務は親の義務でもあるのにね。 無知を恥としない。 わめいているだけだね。 こういう論理で生きている親はどうして生まれ育ったのかね。 知的興味が湧くよ。 マスコミはインタビューするだけでなく、それを突っ込むべきだよ。 取材するほうも浅いね。 A氏:ある人がこういう人は自分の5メートル範囲の世界の損得だけで動いていると言ったが、名言だね。 歴史も地理も社会のひろがりの意識もない。 幼児を衝動的に殺すのも同じだね。 私:どうして日本はこういう国のかたちになったのかね。 どうも美しくないね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.15 08:06:18
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