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カテゴリ:心の健康
生涯発達のダイナミクス 私:今日は「建国記念の日」。 同時に俺の誕生日。 A氏:おめでとう。 私:一休禅師の言葉で「元日や、冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」というのがあるが、この年になると、同様に「誕生日、冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」だね。 ところで、標題の本は、俺たちの年代の誕生日には、一番、読むにふさわしい本の1つかもしれない。 A氏:サクセスフルエイジング(successful aging)という言葉を聞いたことがあるね。 私:以前の医学や脳生理学では、年をとると脳というハードウエアの機能が衰えるので、成人期の知的能力がいったん低下すると回復しないと考えられていた。 A氏:歳をとってからも、脳のニューロン新生があるそうだね。 私:知能の生涯発達心理研究の基本的なテーマは「歳をとるにつれて頭の働きはどう変化するか」というものだそうだね。 A氏:やはり、歳をとると記憶力が衰えるというね。 私:それが研究が進むと、必ずしもそうではないのだね。 A氏:何故だろう? 私:いろいろな専門家の説明があるが、皆を満足させる説明は今のところないという。 それから、高齢になっても、知能は復活する可能性はあり、訓練や経験によって大きく伸びるという。 A氏:肉体と同じだね。 私:一般的に老齢者は若い人より知能は落ちるが専門分野では負けないという。 A氏:名人と言われる人は高いIQ(知能指数)を持っているのだろうかね。 私:チェスの熟達者に知能検査をしたが、熟達のレベルとIQの関連はあまりなかったという。 明日は、サクセスフルエイジング・「上手な加齢」「上手な年のとり方」にもっとふれよう。
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Last updated
2009.02.11 14:50:03
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