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カテゴリ:心の健康
![]() 生涯発達のダイナミクス 私:人は自分の手がかりになるものを予測して、外界に対して行動する。 A氏:それは労働者も同じだね。 私:俺たち年配者も同様だね。 A氏:「歳をとるにつれてどうなるか」ではなく「歳をとることに対して自分はどうするか」ということだね。 私:この行動の理論にSOC理論がある。 Sはさらに、予防的選択と、失敗した反省にもとづく事後的選択と2つに分かれる。 A氏:俺は60歳代までジョギングをしていたが、あるとき、不整脈を起したので、ウオーキングに変えたが、これは事後的選択だね。 私:これを若年、中年、高齢と3つわけて調査すると、若年は、まだ、未来があるからあまりSOCの得点が高くない。 A氏:こないだフジテレビで今年90歳になる元首相の中曽根氏が出ていて、健康法の紹介もやっていたが、好奇心が旺盛だということと、あまり「くよくよしない」ことだといっていたね。 私:俺が知っているある中堅企業の経営者は、84歳だが、健康法を聞いたら、「特にないが、あえて言えば、悪いことはすぐ忘れる」と言っていたね。 A氏:最近、職業カウンセリングに対して、キャリアカウンセリングということを聞くが、やはり、職業だけでなく、生涯という個人が中心になってきたんだね。 私:ところで、歳をとると物忘れが多くなるというが、歳をとっても高い動機づけがあるときは、心理的にそれに集中するので、すごい記憶を発揮することがあるという。 朝日新聞の読者投稿欄で、104歳になる祖母が100人余りの孫、曾孫、玄孫の全員の名前をはっきり言えるあったというが、それは家族に対する誇りが名前を覚えたいという動機と集中力になっていると考えられる。 明日は知能の変化についてふれよう。
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Last updated
2009.02.12 08:16:49
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