3690167 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

Freepage List

Headline News

2009.02.12
XML
カテゴリ:心の健康

                    
生涯発達のダイナミクス

:人は自分の手がかりになるものを予測して、外界に対して行動する。
  手がかりになるものは、外部から得るものには社会的支援や情報がある。
  内部の手がかりになるものは自分の体力や能力だね。

A氏:それは労働者も同じだね。
  家族を含めた外部からの社会的支援や情報。
  
そして内部としての自分の資格や能力を考える。
   そして、就職に対応するというわけだね。

:俺たち年配者も同様だね。
  加齢に対して、外部の手がかりはどういうものがあるか。
  内部の自分の体力、知力はどうか。
  それを配慮して歳のとり方を考える。
  日常生活を変えたり、生活習慣を見直したりする。

A氏:「歳をとるにつれてどうなるか」ではなく「歳をとることに対して自分はどうするか」ということだね。
  被害者意識だけではダメだね。

:この行動の理論にSOC理論がある。
  は「選択(selection)」で、自分の限界を知り、活動内容をしぼること。
  
は「最適化(optimization)で、しぼった内容の充実
  Cは「補償(compensation)で、自分の限界がせまくならないように異なるやり方を考えることだね。

 はさらに、予防的選択と、失敗した反省にもとづく事後的選択と2つに分かれる。

A氏:俺は60歳代までジョギングをしていたが、あるとき、不整脈を起したので、ウオーキングに変えたが、これは事後的選択だね。スマイル

:これを若年中年高齢と3つわけて調査すると、若年は、まだ、未来があるからあまりSOCの得点が高くない。
  
面白いのは、中年で事後的選択が最も高くなり、予防的選択高齢者に多い。
  高齢者
は、「年寄りの冷や水」をあらかじめ避けて、別の分野にエネルギーを集中している傾向が強いというね。

A氏:こないだフジテレビで今年90歳になる元首相の中曽根氏が出ていて、健康法の紹介もやっていたが、好奇心が旺盛だということと、あまり「くよくよしない」ことだといっていたね。

:俺が知っているある中堅企業の経営者は、84歳だが、健康法を聞いたら、「特にないが、あえて言えば、悪いことはすぐ忘れる」と言っていたね。
  生涯の発達的な変化は、年齢が直接の原因になって起こる自然の変化というより、自分自身の歳のとり方をコントロールすることによって生じる面が大きいのだね。

A氏:最近、職業カウンセリングに対して、キャリアカウンセリングということを聞くが、やはり、職業だけでなく、生涯という個人が中心になってきたんだね。
  人生論か宗教論みたいだね。

私:ところで、歳をとると物忘れが多くなるというが、歳をとっても高い動機づけがあるときは、心理的にそれに集中するので、すごい記憶を発揮することがあるという。

   朝日新聞の読者投稿欄で、104歳になる祖母が100人余りの孫、曾孫、玄孫の全員の名前をはっきり言えるあったというが、それは家族に対する誇りが名前を覚えたいという動機と集中力になっていると考えられる。

  明日は知能の変化についてふれよう。

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.02.12 08:16:49
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.