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Ryu-chan6708

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2009.03.05
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カテゴリ:社会問題


  一昨日、常磐線特急で茨城県のある小さな地方都市に行った。
  夕方、駅に着き、タクシーで10分くらいのビジネスホテルまで行く。
  その夜は、そこで一泊し、翌日、近くの会社で朝から用事をするためだ。
  小雨が降っている。

タクシーの運転手:このになるという天気予報だね。
  今のところは雨だがね。
 夜中にが積もるのではないかね。

:ところで、この地方の景気はどうかね。

タクシーの運転手:悪いね。
  昨年の12月から急に悪くなったね。
  近くに工業団地があるんだが、そこの大手メーカーが大量の「派遣切り」をやった頃から、急にタクシー利用が減少したね。
  派遣社員は、宿泊する宿からバスで工場に行っていたが、今は、それがないね。
  ときどき、会社にタクシーで行く人もいた。
  それから、出張で来る人もタクシーを使っていたしね。
  そういう人はほとんどなくったね。

:たしか、その大手の会社は、現在の工場の隣りにかなり大きな工場を増設していたんではないの?

タクシーの運転手:そうなんです。
  大きな敷地でね。
  工事は続けるのか、中断するのか分かりませんね。
  なんだかんだで、うちの運転手たちの稼ぎは、一人当たり、月10万円くらいは減ったね。
  年間、120万円の急激な減収だよ。
  この減収は大きいね。
  ショックだね。
  そうかといって、代わりの稼ぎはないしね。
  当座、先が読めないが、我慢するしかないね。
  
  夜、飲みに出る人も減ったしね。

 タクシーはホテルに着く。

タクシーの運転手:ありがとうございます。

:頑張ってください。

   夜中にホテルの窓から外を見たらになっていた。

 






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Last updated  2009.03.05 16:52:01
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