私:知人が12面体のスピーカーの製作に関係していたので、試しに使ったらと送ってきた。
A氏:大きいの?
私:いや、直径20センチのボールの形状だよ。
ハンドボールの半分くらいだね。
12個の小さなスピーカーが全面についているんだね。
だから、音が広がるから、立体的な感じになる。
しかし、この何年間、俺は小さなステレオはあるが、これで音楽を聴くことがなくなったね。
だから、最初、このスピーカーはほとんど使うことはないんじゃないかと思ったね。
A氏:俺もほとんど、音楽はステレオでは聞かないね。
ウオークマンもあまりつかわないしね。
テレビの音楽番組はよく聴くけれどもね。
私:俺もそうだ。
そこでアンプも送ってもらってテレビにつないだよ。
確かに、音楽番組を聴くにはいいね。
それに「シルクロード」のような背景に広大な音楽が流れる番組のときなど、効果的だね。
さらにそのうちに、発見したことがある。
A氏:なんだい?
私:テレビでWiiのゲームをやるんだが、ここに音があるんだね。
ボーリングだと、ピンが倒れる音。
こないだ買った「スポーツ・リゾート」なんかだと、水上ボートの音、飛行機の音なんかがあるね。
いろいろな音がある。
これが立体的に聞こえる。
これに気がついたのは、子どもだね。
A氏:子どもは感覚が鋭いからね。
私:ゲームをやるとき、俺がアンプを止めて、テレビ音だけにすると、文句を言う。
12面体のスピーカーだとゲームの迫力が違うらしい。
子どもの感覚は鋭いからね。
知人に音のマニア向けの市場だけでなく、そういう市場もあるのではと言ったよ。
ゲームを作るほうもそういう音響効果を考えて作るとより楽しめるのではないの。
音楽のWiiもあるが、音響効果とコラボレートしたゲームもいいのではないの。