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2010.01.09
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カテゴリ:読書
梅田望夫「シリコンバレーから将棋を観る」を読んだ。

     

将棋の世界は深い。
しかし日本独自の文化であるだけに世界が狭くなりがち。
この本は、「指さない将棋ファン」である著者が書いている。
それだけに新鮮な視点が印象に残った。

将棋界で最強の羽生善治によると、ネットの出現で将棋界は変わった。
強くなるのにある段階までは高速道路ができたという。
従来なら大都市に集中していた情報が、今ではどこでも取り出せる。
ネットはそれを可能にした。
しかし高速道路の先には大渋滞が待っている。

将棋の世界は四段でプロ。
年齢制限もあり、プロになるには狭き門を通らねばならない。
三段までは奨励会で修行の毎日だ。
その奨励会、二段から三段で大渋滞が起きていると羽生は指摘。
奨励会の過酷さについては以下の記事で書いた。

「将棋の子」大崎善生

この本の著者も「量から質」への転換が必要だと説く。
大渋滞の先にはオリジナリティーが不可欠。
ところが独自の研究は時間がかかる上に成果が見えにくい。
そこに、プロになれるかなれないかの分岐点がある。
(もちろん運や体調維持、精神面での強さも必要)

その他、棋士の現状と考えについていろんな言葉がある。

「将棋の研究はゲノム解析」

「同じ局面でも背景は違う」

「プロの棋譜、年間2000局を記憶」

「機会の窓」(Windows of opportunity)という言葉も覚えておこう。

この本に出てくる棋士は羽生善治、渡辺明、深浦康市、佐藤康光の4人。
著者は渡辺明を「ベンチャー企業の創設者」と評す。
佐藤康光は「純粋の人」。
地元の声援を大切にする深浦康市。
いろんなキャラクターが将棋界にはいる。

病死した村山聖が生きていたら。
将棋界はどう変わっていただろうか。
「高速降りてからの大渋滞」を村山はどう感じただろうか。

「聖の青春」大崎善生

また、この本では「永世竜王対決」となった渡辺明VS羽生善治の竜王戦。
第一局はパリで行われ、渡辺明が3連敗からの4連勝で初代永世竜王に。

渡辺明、将棋初代永世竜王に!

この竜王戦、梅田氏によるネットでの観戦記は多くの人から注目された。

今読んでいるのは「ボナンザVS勝負脳」。
初代永世竜王となった渡辺明が将棋ソフトであるボナンザと対戦。
その対決を描いている。

この本については時間をかけて読みたい。
読み終わったらこの場でブログ記事を書く予定だ。

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最終更新日  2010.04.05 20:33:17
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