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カテゴリ:映画
予告編を観て、SEX依存症の男のユーモラスなエピソードが綴られる映画を想像していた。そうしたら、そうではなく、シリアスではあるもののテーマ不在の散漫な作品でしかなかった。
主人公はニューヨークに住む独身男。成功者でしかもハンサム。しかし性的欲望の強すぎる男、という設定になっている。しかし、この程度の「好きもの」なら珍しくないし、性的欲求の最も強い時期の男ならこんなものではないとその設定自体に白けてしまう。 むしろ、恋愛感情がからむとEDになってしまうこの男の過去に、妹との愛情関係があることがほのめかされ、そこにポイントがあるように思えるが、そのことには全く触れないし描かれない。妹は突然現れて彼の生活に波乱を起こすが、リストカットの過去があり、彼のマンションでもやらかす。その原因や背景も描かれない。 どうも、二人の間には過去にふつうではない関係があり、その罪悪感や葛藤が二人のふつうではない行動の原因であると言いたいように思えるが、そういった過去にまったく触れないのは観客の想像力をあてにしすぎていると感じる。 グレン・グールドのバッハを配した音楽とおやと思わせるファーストシーンなど映像のセンスはいいが、久しぶりに観る価値のない映画を蠍座で観た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 17, 2012 10:31:53 AM
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