『すてきなあなたに』
時間があるので何か本を読もうかなと昔の本棚を物色していたところ、懐かしい一冊が目にとまりました。『すてきなあなたに』私が高校を卒業する日、一つ後輩の女の子から卒業の贈り物に頂いた大切な本です。もう10年以上前のことですが、ブックケースには、その時に頂いて嬉しかったお手紙もそのまま保管しています。目次をひらくと、一月の章から十二月の章にわかれています。筆者の大橋 鎮子さんが、日々の暮らしの中で気づいたり体験したりして、心にしみこんだ色々なことを少しずつメモに書き留めていったものが一冊の本になっているのです。私はいつも、この本をパッと開いて好きなところから読むのが好きです。中でも、「ポテトのおこげ」というお話の中で紹介されているレシピ、“リヨネーズ・ポテト”は、学生時代から現在までに、何度も作った思い出のメニュー。簡単ですので、↓ご紹介しましょう。<作り方>じゃがいもを皮のまま、茹でるか蒸すかして、皮をむき、4~5ミリの厚さに切っておきます。玉ねぎは2つに切って、薄切りにします。フライパンにたっぷりのバターを溶かして、まず玉ねぎを炒めます。少し色がついてきたら、じゃがいもを入れ、塩コショウで味付け、大きくかき混ぜながら炒めます。火が通ったら、火を弱めて、もう一度バターを周りからフライパンの底にすべりこませ、蓋をして、じゃがいもに焼き色がつくまで、ゆっくり焼いたら完成。じゃがいものおこげが香ばしくておいしいですよ!フランスでは、底をこんがりさせてこのまま紙に包んでお弁当にもしているそうです。この他にも、「ポットに一つ、あなたに一つ」、「ニューヨークの誕生日」、「すてきなお母さん」、「雑巾とチョコレート」、「パリのお鍋」、「サラダ・デ・ココ」などなど。。。読んでいて楽しく、役立つお話がたくさん書かれています。この本を手にするたび、人を大切に、友を大切に、美しく背すじを伸ばして、あたたかく暮らしていきたいなあと、気持ちを新たにする私です。『すてきなあなたに』(大橋 鎮子, 暮らしの手帖社, 1988)より楽しいブログを目指すために・・Blogランキングへの投票をお願い致します!!(現在80位ランクイン中)↓↓↓↓