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2009.05.09
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カテゴリ:アニメ
Mr.インクレディブル

2004年12月公開
監督:ブラッド・バード
制作費:9200万ドル


 2003年に公開された、『ファインディング・ニモ』に続く、ディズニー&ピクサー製作の、フル3DCGアニメーション。
 監督は、『アイアン・ジャイアント』のブラッド・バード。
 前年の『ファインディング・ニモ』に続き、2004年度のアカデミー長編アニメ映画賞を受賞。


[簡単なあらすじ]
 超人的な力を持つ、スーパーヒーローが活躍する世界。
 ところがある時、ある事件が発端となって、スーパーヒーローたちは引退を余儀なくされてしまう。

 それから15年。
 かつて、「Mr.インクレディブル」としてスーパーヒーローたちの代表格だったボブ・パーは、保険会社に勤務する、しがないサラリーマンとなっていた。
 だが、慣れない会社組織の窮屈さと、持て余し気味のスーパーパワーのお陰で、ストレスは溜まる一方。

 そんなある日、ついにストレスを爆発させて解雇されてしまった彼の元へ、ミラージュと名乗る謎の女性からメッセージが届けられる。
 「あなたのスーパーパワーが必要です」。
 誘いに乗ったボブは、家族には秘密で、スーパーヒーロー活動を再開するのだが――



 一連のピクサー製作のアニメシリーズ、ということで当然対象年齢は低め、ではあるのですがジャケットを見てもらえば分かるように、今回の主人公はなんと“スーパーヒーロー”!

 となれば、アメコミ映画がメインコンテンツである当ブログとしては、外すわけにはいきません!
 (いちおう、そういうテーマがあるのです……(笑))


 あらすじの通り、今回登場するのはオモチャや魚ではなく、生身の(というと変だけれども)スーパーヒーローたち。
 特に、主人公であるMr.インクレディブルとそのファミリーは、アメコミ好きならばすぐにピンと来るような、あんな能力やこんな能力の持ち主たち。

 マッチョな父親はもちろん「この人」だし、母と娘はこの「四人組」から、息子ダッシュとMr.インクレディブルの友人フロゾンやゲイザービームはこちらの「チーム」からと、アメコミ世界のヒーローたちから、まさに能力のいいとこどり。

 オマージュ? パクり? 本当にまんまの拝借です。
 問題にはならなかったのかな? これも、ディズニーの力?
 観ている分には、楽しめたからいいのですけどね。


 ちなみに、“ヒーローがやりすぎによって活躍を自粛させられる”という設定。
 こちらも、人気アメコミ『ウォッチメン』のキーン条例という設定にそっくりだったり。

 もっとも、マーベル・ユニバースでも、“スーパーヒューマン登録法”を巡る戦いとして、「シビルウォー」というクロスオーバー作品が作られていたりもするので、面白いものはどんどん取り入れて、真似をされてもあまり目くじらを立てない、という暗黙の了解が、アメリカ市場にはあるのかも。


 また、本作はディズニー映画らしく、家族愛といったものがメインテーマに作られているのですが、自由の国アメリカらしく、登場人物たちが軒並み自由人。

 ヒーローたちが引退させられた事件も、アメリカらしいワガママな訴訟問題が発展したのが原因ならば、物語の黒幕となる人物の自己中心的な性格もかなりのもの。
 と、日本人には若干鼻につく展開でもあるのですが、そこはさすがピクサー製作アニメ。
 CG技術の進歩が素晴らしく、いつのまにか楽しげな映像に引き込まれていて、物語上の些細な問題は気にならなくなります。

 今回は人間をモデルにしていながら、かなり強めのディフォルメで描かれているので、『ニモ』のように、気味が悪いということもなく。
 また、全体的にアクションシーンが多く、映像を観ているだけでも爽快感たっぷりで、十分楽しめます。


 特に大活躍なのが、いちおう主人公と思われるMr.インクレディブル――、
 ではなくって、その奥さんのイラスティガール。

お母さん迫力満点

 この人、某Mr.ファン○スティックよろしく、身体がゴムのように伸び縮みするのですが、これ、日本の有名漫画でもそうであるように、非常に使い勝手のいい強力な能力。
 なので、劇中でも縦横無尽の大活躍。
 (CGに限界がないので、本家よりも強いかも?)
 子供を守る母親、というテーマにも沿っているし、日本でもアメリカでも、母は強し、というところでしょうか。
 とにかく、ビヨーンビヨーンと伸びる彼女の動きを観ているだけでも楽しいです。


 さらに、違法であるはずの、Mr.インクレディブルへの仕事を依頼する何者かの存在。
 事件の黒幕の正体が判明した時の驚き。
 Mr.インクレディブルがコスチューム作りを依頼した、笑えるデザイナー。
 などなど、ストーリー展開もなかなかのもの。

 監督にブラッド・バードを起用したことで、それまでのディズニー&ピクサーアニメに比べても完成度が高まり、大人でも十分楽しめる出来に。
 特に、アメコミ好きにはニヤリとできる演出が多々あるので、パロディ作品としても楽しめるでしょう。


ミラージュは結局ヒーローではないの?

 CGアニメなのに、ミラージュのセクシーさはかなりのもの。
 ピクサーの情熱に脱帽です(笑)



 **********


Mr.インクレディブル


この映画の詳細(Amazon)。

Mr.インクレディブル [DVD]



ピクサー製作アニメの記事はコチラ

「ファインディング・ニモ」

「カーズ」





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最終更新日  2009.09.18 10:03:22
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