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カテゴリ:映画感想
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1本借りると100円だが、5本借りると1本あたり50円となる。 つまり、4本借りると400円だが、5本借りると250円なのだ。 ってな、訳で 数増しのために、マイ奥さんが借りてきたDVDがこれだぁ・・・ ゴジラ 昭和29年の作品。 もちろん白黒。 ・・・・・ で、久しぶりに見たんだけど これが、60年近い昔の作品か? と、思うほど恐い。 後年のゴジラは子供受けを狙って 怪獣同士のプロレスごっこと化していったが この最初期の作品はかなりメッセージ性が強い。 白黒の映画という事で、画面の細かいところが見にくいのだが それがかえってゴジラ本体の怖さを強調している。 何か得たいの知れない地響きとともに 突然、家がつぶされ多くの方が犠牲になる。 東北の震災とイメージが重なり鳥肌が立つ また、姿を現したゴジラは 大量の放射能を帯びており、それが町を破壊しながら移動する。 吐く息にも大量の放射能がありその息を浴びた物は燃え上がり溶け落ちる。 この初代ゴジラは核兵器により変異した生き物が 放射能をまき散らしながら被害を拡大させていくというストーリーなのだが この重大な出来事を隠匿しようとする政府。 ゴジラに対して無力な政府がリアリティーを帯びて描かれている。 これって、60年前の作品であるが 今現在の日本の状況にすごく似てるように思えるのだ。 映画では一人の科学者が自分の身を犠牲にしてゴジラを倒すのだが 現実的に考えると ゴジラの亡骸のある東京湾やゴジラの通過した東京の町には 高濃度の放射能に汚染されているハズ。 その除染を考えるとまだまだ物語は終わっていない。 とにかく、リアルなのだ。 そして、考えさせられる。 やっぱり恐いんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.07.19 09:21:06
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