そしてその夜
さてその夜。久しぶりに学生時代の仲間と会い、有ちゃんの話もいろいろしたし、今夜は有ちゃん、夢に出て来てくれへんかなあと思いながら、ばたりと寝てしまったおさかなの母。だが、現実は甘くなかった。多分久しぶりにパンプスはいて歩いたことと、スーツでいた(私にしては薄着)ことが原因だと思うが、悪夢を見て夜中にうおおおお~とうなされ、足がこむら返りをおこしたのだ。半分寝てるんだが、足が痛い、足の指がへんな風にいがんでいく・・・このままほっといたらふくらはぎまで痛くなる・・・あう~・・きてる、ふくらはぎまできかかってる・・・足の指をそらして・・・が~、でもまた足の指がへんな風になってきてる~・・・。夢うつつで、それでも自分としては起きてるつもりで、うんうんと足の指をそらしたり、足を曲げたりのばしたりして過ごしたのだった。現実ってこんなものかも。