2017 公立高校入試問題
体験生を含めた昨夜の新中3授業では、ほとんどの子が新聞掲載の入試問題を見たと答え少しホっとしました。「じゃあ、どうやって学び、これに立ち向かうのか?」を来週から話します。もちろん学習技術だけでなく、一番大事な心のことも。私なりの感想です。英語が昨年度から一気に難化して、今年もその傾向を引き継ぐ形となっています。英作文の出題場所が移動して戸惑った子もいるでしょう。適切な時間配分とかなりの速読ができないと苦しい。理科は易化したように感じます。難しい計算問題は少なくなりました。記述は定番問題が少ないかわりに、見たこともないような出題もあり、ここで差がつくとは考えにくいです。できない子はできないな・・・ということは全体としては下がるのか?社会は易しくなった印象ですが、大問5や6は大変です。記述の途中点狙いも厳しいかも。平均下がる?数学は易しいですね。よく見る問題が多いです。規則性を重点的に勉強してきた子は、確率がきて動揺したかも。過去問練習を重ねてきた子は手ごたえを感じているはず・・と信じたい(笑)国語は漢文の出題を落ち着いて乗り切ることができれば、テーマ作文もスイスイ書けそうです。大問1の問7の60字、大問2の問7の70字はあるけど、内容把握が比較的容易な文章だけに、中堅校の受験生も何とか途中点をゲットしてほしいところ。もっとも、書いている時間があるかどうかだけど。公立入試の国語の出題にはいつも感心させられます。今年は稲垣栄洋「植物はなぜ動かないのか」名取佐和子「マツミヤの最後の客」浅学で存じ上げなかったけど、素晴らしい文章です。妻に読ませたところ、「植物は~」で感動し、「マツミヤ~」では涙していました(笑)石川県のお父さん、お母さん、是非ご一読ください。