ホメオスタシスと変化
生物の性質の一つにホメオスタシス(恒常性)がある。生命活動を維持するために、内部環境を一定に保とうとする性質。例えば、夏は汗をかいて体温を一定に保とうとする働き。言い方を変えると、変化しないようにする生理現象。最近、お昼を食べると夕食までにお腹が減らなくなり、いつも膨満感があったので昼食を抜いて一日二食にした。すると「腹減った~」という感覚が戻ってきて、すこぶる調子がいい。腸が元気になったおかげだろう、あっという間に2キロやせた。身体の声を聞いて生活習慣を変えたところ、一日二食の状態がホメオスタシスになりつつある。日常を見直してあえて食事を減らすことが健康維持の助けになった。つまり、現状を維持したり改善するのには「変化」もアリなのだ。ときどき、お問合せのお電話で「塾を変えようか迷っている」と相談される。塾は相性が大事なので変わってもいいとお答えする。お子さんに合っているかどうか確かめるのに、いくつか体験するといいですね、と付け加える。