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カテゴリ:ミステリ以外の小説
あの、遊馬が修行中?
武家茶道坂東巴流の将来を背負って立つ(はずの)友衛遊馬が、いよいよ比叡山に―。 「武家茶道って、何?弓道と剣道と交わるところって…」 真剣勝負で挑む 茶の湯ワンダーランド。 「粗茶一服」シリーズ第2弾。 19歳が繰り広げる大傑作青春エンターテインメント。 内容(「BOOK」データベースより) 『雨にもまけず粗茶一服』の続編 前作では、逃げてばかりでいい加減なのに、結局はお茶に縁のある様々な人に出会い、助けられ、いい経験をすることができた遊馬でしたが(ひどい言いようですねw)、今回は、自分から比叡山の天鏡院に行き、勝手に修行を始めます。 ところが、その天鏡院は、ほとんど自給自足でまかなっているという大変なお寺でした。しかも老師はお茶嫌いです。 毎日が、修行というより、サバイバル。 老師のすごさもわかり、色々な人との出会いもあり、逃げ出さずにだんだんと山の生活になじんでいく遊馬は、あきらかに前作より頼もしくなっています。 「三十三間堂での通し矢」や「比叡山での山賊茶会」などのエピソードも興味深く、武家茶道の世界を垣間見て、その魅力に触れることができました。 前作で登場した個性的な人達のその後も、しっかり描かれています。 ぜひ1作目、2作目と続けて読むことをお薦めします。 前作と全く違う、凛々しいイケメンの表紙を見て、映像化されるのかと思いました。 カバーモデル・超新星ゴニルと書かれています。 これは何?誰?と戸惑ってしまいましたが、韓国のアイドルグループ「超新星」のメンバー、「ゴニル」君だと判明しました。 映像化されるわけではないようですし、シリーズものなのに、まったく違う表紙となったのには、何か訳があるのでしょうか?(作者の希望とか?) そうそう、この本は、エルネというポイントサイトで、本のプレゼント企画に当たったものです。 たまには応募してみるものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月12日 23時24分03秒
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