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イルカみたいに生きてみよう~心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

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2013年10月15日
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カテゴリ:誘水日記
神原康弥くんは、この間、20歳になったばかりだ。
彼は、
2歳半のときに脳症という病気にかかった。
以来、
体も自由に動かせず、
言葉を発することもできない。

でも、
彼は、母親の助けを借りて、
筆談という形で、
意志を表現することができる。

医師からは、
この子には、意志も言葉もないと言われたが、
いつも一緒にいる母親だからこそ感じられることがあって、
この子は、
きちんと意志をもっているし、
表現したいこともあると、
筆談を始めた。

わずかな力なんだけど、
自分の意志を言葉にしようというのを、
お母さんは感じ取り、
少しずつ少しずつ、
文字にすることができるようになった。

15年以上がたつ。
今では、
まるで、普通の会話の速度で、
スムーズに文章が綴られていく。

当初は、
お母さんが勝手に書いているんでしょ。
かわいそうに、思い込みが強くて、こんなことをするようになったに違いない。
といった具合に、
だれも、それが康弥君の意志だとは思わなかった。

ずいぶんとつらい思いもしたようだ。

しかし、
最近、康弥君のように、体も自由に動かせず、言葉も出ない人も、
きちんと言葉があって、
それを表現したいのだけれども、それができないでいるのだということが、
徐々にわかってきた。

彼らの表現方法として、
神原母子の行ってきた筆談は、
有力な手段として認められつつある。

神原さんだけだと、
特殊な能力とされてしまうが、
このごろ、
あちこちで、筆談によるコミュニケーションが行われている。
たくさんの人が、
筆談ができるようになってきた。
我が家の、
中2の三女も、
夏休みに、康弥君と一緒に練習して、
驚くほど上手に筆談ができるようになってきた。

ひとつの社会現象として、
大きな動きになってくる気配がある。
そして、
それが広がると、
人の価値観も変わっていく。

体が動かない、
言葉を発することができない人は、
決して、価値のない存在ではない。
彼らの言葉に、ぼくたちは耳を傾けるべきだ。

康弥君は、
小学生のころから、
お母さんとの筆談によって、
たくさんの詩を作ってきた。

それが詩集になっていて、
フェイスブックでも、「コウヤのロマン」というページで紹介している。

いつか、
きちんとした本として出したいと思っている。






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Last updated  2013年10月15日 09時29分12秒
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さそい水@ Re:ありがとうの思いを現実化するのがお金の役割(12/12) 大谷君は、 野球が好きで好きでたまらなく…
ハピハピハート@ Re:娘の結婚式(03/12) 美しい花嫁さんですね🌸
さそい水@ Re:本当の自分?(12/27) いろいろな自分が同居しているんじゃない…
ハピハピハート@ Re:本当の自分?(12/27) 興味深いお話しですね✨ わたしは女を演じ…

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