カテゴリ:誘水日記
義父のお通夜、告別式が終わった。 コロナ以来、家族葬が当たり前になったが、 ぼくは、この流れはとてもいいと思う。 家族葬と言っても、 思わぬことが起こってくるものだ。 義父の場合、 札幌でやることは決めていて、 娘2人と家族を入れて11人。 プラス親戚が10人くらいの規模で準備していた。 そしたら、 義父の兄弟だけでなく、 その子どもたちも参列してくれて、 30人以上のにぎやかなお別れになった。 家内にとっては従妹に当たるのだが、 母親方の従妹とは親しくしていても、 父親方は離れていることもあって、 初めて会うと言う。 お酒の好きな、 明るくて気さくな人たちだった。 葬儀場に雑魚寝したのだが、 手早く布団を敷いてくれる。 昔話は90歳になり義父の妹がよく知っていた。 80年ほど前の写真を見ながら、 この人はだれだれで、 こんな人だったと、 面白おかしく話してくれた。 お通夜の席は、 自然と思い出話になる。 きっと、 義父も聞いていたはずだ。 お通夜や告別式の大切な役割は、 思い出話と、 何もなければ会うことのなかった人と出会えることだろう。 だれかが言っていたが、 お通夜や告別式は、 「死んだ人のためではなく、生きている人のためのものだ」 その通りだと思う。 人は死によって新しい縁を作り出すこともできる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年07月28日 22時18分20秒
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