鶴ヶ峰で「商店街プロレス」
午前中、睡眠。パソコンに向かうけど、あたまがどんよりしていて少し寝直す。今日もやっぱり蒸し暑い。2年前までは冷房の効いている職場にいたから、こんなにも暑さに弱いとは自覚してなかった。昨年は特殊状況下だったからそんなことに気がつくヒマなし。梱包作業。外出。鶴ヶ峰。六角橋商店街でおなじみの大日本プロレスの「商店街プロレス」が、今年から横浜市内のあちこちで開催されることになった。うちから歩いて行けるところでもやっていたのだが、六角橋の翌日で、2日続けてみることもなかろうと思ってそれは行かなかった。なにせ六角橋でたっぷり観ているから、今日も、せっかくだからちょっとのぞいてみようくらいの気持ち。六角橋は有料だけど、こちらは観覧無料なので気楽に行ける。15時開演という情報を目にしていたのだが、16時過ぎごろに到着したらまだ始まってないので、先にごはんを食べてしまうことにした。あとで確認したら、2部構成のあいだの休憩の時間だったのだが。ゆで太郎、とりめしセット。再び、会場へ。到着したらタッグマッチの最中。アブドーラ・小林にギャラリーから「ブッチャー!」という声援が飛ぶと、相手の選手が「ブッチャーのニセモノだ、コノヤロー!」と答えるのが可笑しい。六角橋ではおなじみだけれども、ここでは“いきなり現れた感”が強い。今、ここを通りがかって初めて知って、もの珍しそうにしてるお年寄りもいるし、携帯電話で誰かに知らせてるおばさんもいる。みんなで未知のものを取り囲んでいる感じが楽しかった。僕のすぐそばにいた小学生の男の子は、「試合なの? 試合に見えない!」とお父さんに訊いていた。なるほど、プロレスを観たことがないとそういう感想にもなるか。それまで普通に楽しんで観てたけど、その子の声が聞こえてからは、たしかにプロレスの約束事だけで進んでるところがあって、プロレスを初めて観るような子には意味がわからないだろうなと思った。けして、真剣勝負をしろというわけではなく、もっと真剣に芝居をする必要があるのだ。つぎの試合では、これもおなじみの場外乱闘があり。こうなるとお客が慣れてない感じが如実で、どうしていいかわからずに、その場でじっと動かないひとが多い。だからレスラーも存分に暴れられない。この試合が終わって、まだ日が暮れる前に終了。携帯のバッテリーがダメで、写真は撮れないかと思ってたけど、なんとか撮るまでは保ってくれた。こまめに電源を落とせば、消耗を少し延ばせるようだ。ミスタードーナツ。フレンチクルーラーが100円均一、それとアイスコーヒーを割引券で。雑務、3時間ほど。電車で本を読みたくて、横浜まで往復。しかし、半分は眠った。帰宅。価格調整作業。日記加筆修正。ラジオ。「タマフル」。磯辺涼がゲストの風営法特集、硬派で聴き応えあり。これはまたポッドキャストで聴き直そう。どうでもいい権利ほど譲り渡すと取り戻すのが大変になると宇多丸。ポッドキャストでラジオ。「大竹まこと ゴールデンラジオ!」、ゲスト・いとうせいこう。若き日のいとうせいこうを大竹まことがどう見てたかが面白い。「時代のプロデューサーによって集められた」という大竹、いちばん最初に集められたときは誰が集められてるのか知らなかったという。大竹「いとうくんの芸はすごいんだけど、本当はこの業界で、まぁ、いろんなこともできるんだけど、もっとやるはずだと俺は思ってたんだよ。でも、いとうくんはあるときに、一緒に舞台立って、そのとき、いとうくんが思ったよりウケなかったんだよ。そういうことがあって。楽屋にいとうくんが帰ってきて、ダメだぁって言うんだよ。で、俺の個人的な思いだよ、いとうくんはそのとき、自分の芸がウケなかったと思ったんだよ。でも、そうじゃないんだよ。いとうくんのやったことは面白いんだよ。だけど、そこについていくまで、お客さんが整ってなかったんだよ。それを、いとうくんは、客が僕のことを受け入れてないっていうふうにちょっと思ったんだよ。あれ、あそこでおもいっきりウケてたら、もう、ぜんぜん生きる道違ってたと思うよ。」いとう「『お前はまだブレイクしないのか?』ってよく大竹さんに言われたもん。『あれっ、いとう、お前ブレイクしてるはずなんじゃないの? お前、今、なにしてんの?』ってよく言われましたね。」◇9月8日のツイログ