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夢枕獏「神々の山嶺」〈上〉 (集英社文庫) 山岳小説の傑作・・とのことで、手にとりました。 「ジャイアンツ」と呼ばれる、めくるめく8000メートル超の山の世界・・ を、追体験する。 どんなに努力しても、続けて10歩以上歩くことができない。 小便のために靴を履くことが、地上で70キロの荷物を背負って階段で5階まで 上がるより大変であることか。 主人公の羽生丈二・・は、 実在のクライマーの森田勝さんとその体験が基になっています。 グランド・ジョラス北壁(ウォーカー側稜)での滑落事故 グランド・ジョラス北壁の滑落事故で50メートル落下、4時間意識を失った後、 左手・左足骨折の後、右手・右足と歯で25メートルの決死の登攀を行う。 K2登山隊での造反 ライバルのクライマー・長谷川恒男さんとの関係など・・ 手がだめなら、歯でのぼれ 歯がだめなら、目でのぼれ ・・この執念、ある意味、感動です ところで、羽生丈二の名前の由来は、将棋の羽生善治さんから・・のためか、 羽生丈二の眼光の鋭さは、「羽生にらみ」を連想しました。 佐瀬稔『狼は帰らず:アルピニスト・森田勝の生と死』 狼は帰らず 佐瀬稔『長谷川恒男虚空の登攀者』 長谷川恒男虚空の登攀者 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.03 21:29:35
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