テーマ:日本史(21)
カテゴリ:日本史・世界史
【送料無料】日本の古代道路を探す [ 中村太一 ] 中村太一「日本の古代道路を探す―律令国家のアウトバーン」(平凡社新書) 2000年刊 タマキングこと、宮田珠己さんの 「はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある」 で紹介されていたので、手に取ったもの、 「日本の古代道路はどのような道路だったのだろうか?」 驚くべきことに、 ≪奈良時代・平安時代前期のわが国には、「まっすぐで幅の広い」計画道路が 張り巡らされていた! ≫ 10キロ以上にわたって、まっすぐな区画が続いており、 駅路は、この直線的な区画を組み合わせた道路として、全国的に造られていた。 北は、秋田・宮城から、南は、鹿児島まで、 本州だけでなく、佐渡、隠岐、対馬までの道路網が張り巡らされていた。 道路の幅は、宮都周辺で、24~42メートル、 全国的には、12メートルから、3~6メートルだった。 現在の高速道路の一車線が3メートルなので、実に広いことがわかる。 不思議なのは、この立派な道路が、一千年のうちに、消え失せたのはなぜか? という謎が残ります。 8世紀から17世紀に起こった出来事は、武士の時代・・ 群雄割拠の戦国時代があったこと。 日本列島を300余の国に分けて、部分最適を求めた結果、 古代の偉大な道は消え失せてしまった、ということなんだと思います。 <目次> プロローグ 計画道路の「発見」 第1章 古代の道路と交通制度 第2章 古代道路の探し方 第3章 計画道路の形成―大和 第4章 古代の大動脈―山陽道 第5章 道路網の再編―東国 エピローグ これからの古代道路研究 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.08.23 23:31:29
コメント(0) | コメントを書く
[日本史・世界史] カテゴリの最新記事
|
|