三菱重工、風力発電機事業の強化発表・メキシコの工場増設
三菱重工業は10日、風力発電機事業の強化策を正式発表した。メキシコの工場増設や世界最大の欧州市場への参入などが柱。同社の風力発電機の生産規模は今後2年で現状の3倍の1200メガワットに拡大する。カナダや中国への参入も検討しており、2013年には4000メガワットに増やし、世界シェアで1割を狙う。 三菱重工は08年までに米テキサス州に近いメキシコ北部の合弁会社で第2工場を建設する。投資額は30億円、従業員は2倍の400人に増やし、長さが30―45メートル程度の大型翼を年1800枚生産する。同社は出荷の9割強が米国向けのためメキシコ工場の増強が必要になった。 2010年には世界市場の7割を占める欧州にも参入する。今月開設したドイツの設計拠点などで海上設置型機(出力5メガワット)を開発。陸上設置型の2.4メガワット機とともに拡販する。 三菱重工の風力発電機事業は年間売り上げが400億円程度だが、2010年には2000億円規模に拡大する計画。 【上記の感想】上記は、4月10日の日経新聞の引用。風力発電関連の記事。原発に比べると規模が小さく目立たないが、しっかりと伸びている分野である。つい最近知ったことだが、設置タイプには2種類ある。海上設置型と陸上設置型。細かい違いはわからずとも、文字通りなので、想像は容易だ。関連日記は、こちら。