カテゴリ:T-81H/RF-1006M
ハイ、標題の通りです(^^ゞ 中はどうなってるんだ?を確認したくて開腹しました。
まず外観はこうです。 そして次は、もう裏ぶたを開けた画像です。左下のごちゃごちゃした部分は、バンド切り替え用のロータリースイッチです。トランジスタは全て金属缶のゲルマニウムトランジスタです。物の本によると、松下電器は当初高周波特性に優れたトランジスタの製造に苦労したようです。 セラミックコンデンサもはんぺんみたいな四角い形をしていて、なかなか興味深い(^^ゞ 古いラジオですから部品が一々大きいのは仕方が無いですね。まあ回路の流れは分かり易い配置になっています。ポリバリコンが使われている! ※横を640pixelにしたらちょっと大きかったですね。次回はもう少し小さくします。 で、最初の記事ではケミコンは全数交換し他はなるべくそのままのコスト書きましたが、方針を変更します。トランジスタやダイオードなどの半導体は残しますが、抵抗はできる限り交換します。本機に採用されているのはソリッド抵抗で、これは抵抗値の経年変化が大きいでので、手持ちの金皮へ交換ですね。誤差が±10%のソリッド抵抗を同±1%の金皮抵抗へ交換する必然性はあまりないですが、拙宅には金皮しか無いのでこれを使います。 下の画像はRF回路の一部、中間周波増幅回路とAM/FMの検波部です。 バンド切り替えスイッチの辺りを拡大しました。オレンジと緑のコアのコイルは短波帯の調整用と思います。手許の回路図はT-81Lなので類推するしかありません。 つづいて低周波増幅回路:AFアンプ部分です。低雑音の2SB173がプリドライブ、2SB175のドライブ、そしてトランス結合でパワーアンプの2SB176×2へという信号の流れです。 よく見たらスピーカーのマグネットカバーにネジが切ってありますね。こんなのは初めて見ましたが、スピーカーをアースするための物かも知れません。 とうとう基板をフレームから外しました(^^ゞ バラック配線でそれなりの数の部品が接続されています。この辺はデジカメでしっかりと押さえておかないと、後で後悔します。 ポリバリコンの裏側付近です。チューブラー型のコンデンサが多いなぁ。いずれはこの黒いプーリーも外す口でしょうから、ちゃんと記録しておきます。 そして画像は基板の表側へ戻ります。ここまで観察したらもう部品交換で、下の3枚がその証拠です。 中間周波増幅には2SA70、FMのRF増幅と周波数変換には2SA71と、全く聞いたことがない(^_^;) 金属缶のダイオードも初めて見たと思います。 ゲルマニウムトランジスタやダイオードは熱に弱いので気を遣うため、部品交換ははかどりませんねぇ。でも壊すと変えが無いので仕方が無い(^_^;) やっとの思いでこれだけの部品を交換しましたが、150μFって困りますね。場所に応じて100μFか220μFを使い分けるしかありませんね。 もう時間的に限界なので、作業の続きは年賀状の宛名書きを終えてから(^0^;)になります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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