まだ動作復旧していないT-59、今回サービスマニュアルを入手出来たので配線図やプリント基板の実体配線図を基にチェックを進め、同時に幾つかのパーツを追加交換しました。
まず動作チェックですが、周波数変換用トランジスタに電圧が掛かっていないことが判明!この周辺を良ーく観察したら、繋がっているべき箇所が断線していることが判りました(^^ゞ デジタルマルチメーターで各部の電圧をチェックしているときに、ある場所をテスターリードで触れると受信出来ることが手がかりになりました。
パターンが切れたと言うよりも、最初から繋がっていないという感じですね。私は近眼なので近くは見えるんですが、これは判りにくかったです(^_^;) WG-3GPSの1cmマクロを望遠寄りで撮影するのが一番分かり易い。
まあ修復する場所が判ってちょっと安心したので、ソリッド抵抗器3本を、金皮抵抗と交換しました。RF回路部分のものです。
一番左が22kΩの抵抗ですが、外してから抵抗値を実測したら26kΩもあり、やはり経時変化していましたよ。
そしてもう1箇所のパーツ交換候補が下の赤丸で囲ったコンデンサです。
出品者さんが交換したと思われる他のケミコンとは被覆の色が違います。意図があってこれに交換したのか、単に在庫を使っただけなのか判りませんので、同一容量のTaコンデンサと交換する予定です。
ゲルマニウムトランジスタの不良を疑って、一時的に外した2SB173も元に戻します。やっと目処が付いた感じですね。