「信長のシェフ」…
己の人生を人に委ねるな己で立ち、己で選び、己で拓けよお城好きを自称する僕としては、お城を知れば知るほどにもっと戦国時代の歴史を勉強しなければと思い、一番の近道はやはりドラマや映画を見るのがてっとり早いかなとこのドラマを見始めました。ストーリーとしては平成のシェフがタイムスリップして信長のシェフとなり料理で時代を変えていくというもので、ぶっちゃけどこかで聞いたことあるような設定。他にお城といえば彦根城がいつも出て来まして、イメージはわかりますがもう少し他にあるだろうと突っ込みたくなる時代考証も雑なところがあったりしまして、出て来るキャラも信長と秀吉の他には森可成と、戦国時代が不勉強な僕には可成って誰?と始まった頃はちょっと微妙な感じで見てました。しかし自分でも驚きなのですが、突っ込みながら見ていたドラマにも関わらずいつの間にかぐいぐいとこの世界に惹きこまれていたのは、登場する魅力的なキャラたちだけでなくストーリーの面白さ。歴史上かなりメジャーな出来事や戦いを題材にしているにも関わらず、そこに料理を違和感なく絡めただけでなく、ドラマに登場するキャラはこれまでに漠然と想像していたイメージそのままで、特に信長公はあまりにハマりすぎていました。ドラマとしては一応の最終回を迎えましたが、信長と石山本願寺の和睦は歴史上1572年のことで、おそらく本当の意味での最終回となるであろう本能寺の変まではまだ10年ほどあるだけでなく、信長の一生としてはこれからがさらに表舞台へとのしあがっていく飛躍していく時代。ぜひともこれからの信長にとってシェフがどう活躍していくのか、続編が制作されることをすごく楽しみにしています。